最後のひとかけらを君に2 (ページ23)

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「お、ほんまや！」

『えへへ、頑張ったでしょ、笑』

「ふへ、ふわふわなんも好きやねんけど？笑」

『ふふ、ふわふわって、、笑』

Aのお腹に触れとった手を離そうとしたら、Aがその手を掴む。

　

「……」

『崇裕……。』

少し身体を捻って、俺の顔を見上げる。

『……崇裕、』

「ん…」

『…好き、、。崇裕。』

Aが顔を傾けて、そっと目を閉じた。

_________、、

引き寄せられるように唇を重ねると、どうしようもないくらいに思いが溢れて、もう止められんかった。

絶望も不安も、余計なことは考えんでええように、俺たちはひたすらお互いを求めて、抱きしめ合って、焦がれるように一つになった。

　
.

.

『はあっ、はあっ、、っぐすっ、』

「、、っ、、A、、」

『ぐすっ、、ごめ、、、大丈、夫、、』

「ええよ、泣いてええ、、。俺がずっとそばにおるから。」

『ふ、、、う、、っ、、ぅう、、、』

「愛してんで、A、、。俺がおるから。」

　

繋がりながら、Aはとめどなく涙を流した。

どれだけ拭っても涙は止まらんくて、

俺は強く抱きしめることしかできへんかった。

　

　

こんなに、こんなに愛しとるのに。

なんでなん。

…なんでAなん。

やめてや、嘘やって言うてや。

　

こんなに愛おしい人のこと、苦しませんといてや。

この人の笑顔を守りたいだけやねん。

お願いや、神様___________。

　