君が選んだものならば ページ22
(長尾side)
今日はみんなでレッスンの日。
前に入ってた仕事が早く終わった俺は1人でレッスン室で待つことに。
暇やなぁ、なんか動画でも見てようかな。
のんびりと時間が経つのを待ってるとレッスン室のドアが開いた。
『あれ？謙杜早いなぁ。おはよう。』
長尾「みなくん！おはようございます！」
『んふふ、元気いっぱいやね。』
長尾「へへ、(笑)」
みなくんが来てくれて、俺の荷物の隣に腰を下ろして荷物を整理し始めた。
レッスンの日は着替えやタオルとかがあるから荷物増えるんはわかるけど、なんかみなくんいつもより荷物が多い。
なんか大きい紙袋がある、買い物でもしてきたんかな？
長尾「今日荷物いっぱいなんですね？」
『そうやねん、なんでか知りたい？』
長尾「？ 聞いてもええなら…。」
『ふふ、こっちおいで。』
みなくんに呼ばれ、近寄ると紙袋をがさごそ漁り始めた。
出てきたものは…服？
長尾「わぁ、めっちゃかっこええ服っすね！」
『そやろ？謙杜好きそうやなぁって思って買い取ってきた。』
長尾「え？」
『さっき雑誌の仕事やってんけどさ、珍しく古着の組み合わせやってん。それで何着か古着を衣装さんが持ってきてくれててんけど、これ謙杜に似合いそうって思ってさ。どう？』
長尾「僕のために…ですか？」
『うん、俺の背丈に合わせたやつやから大きいかもやけど、アウターは大きくても着こなせるやん？』
ちょっと立ってみ、と言われて鏡張りの壁の前に立つ。
するとみなくんが買い取ってきてくれた上着を着せてもらい、軽く髪を整えてもらう。
うわ…めっちゃかっこええ…！
『やっぱ俺の目は間違ってへんかったな、めっちゃ似合うわ。』
長尾「ありがとうございます！大事に着ます！」
『ん、それ着て今度遊びに行こ。スケボーやりたい。』
長尾「え、めっちゃええっすね！楽しみー！」
『ふふ、可愛。そんな気に入ってくれた？』
喜ぶに決まってるやないですか。
大好きで憧れのあなたが、俺を思って選んでくれた服やもん。
宝物がひとつ増えた。
服は勿論やけど、みなくんが俺のこと考えてくれたって思ったらそれだけで凄く嬉しくなった。
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麦茶(プロフ) - あずさん» 下の名前を変換できるようにしていますが、作中では「みなくん／みな」といったあだ名を使うことが多いです、申し訳ございません。 (2022年5月2日 14時) (
レス) id: 0e6fdc2bac (このIDを非表示/違反報告)
あず - 名前固定なんですか？？？変換した名前がいいんですけど (2022年5月2日 11時) (レス) id: 4f57076612 (このIDを非表示/違反報告)
おひさま(プロフ) - 年下組って恭平までじゃないんですか？間違っていたらごめんなさい💦 (2022年1月1日 21時) (レス) id: 2366bd0fb2 (このIDを非表示/違反報告)
アヤカ(プロフ) - 麦茶さん» お忙しい中ありがとうございます！楽しみにしていますね！頑張ってください！ (2021年12月7日 3時) (レス) id: ce93f22c4f (このIDを非表示/違反報告)
麦茶(プロフ) - MMT11O5さん» コメントありがとうございます！そうですよね、バランスよく書くように致します…！なにわちゃんや関ジュでの書きたいお話も書き進めているので、更新出来るのを待っていただけたらと思っています…！ (2021年12月2日 21時) (レス) id: 0e6fdc2bac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：麦茶
| 作成日時：2021年11月24日 23時
