【太宰治】依頼解決から逸れて行く甘い日々【文豪ストレイドッグス】 (ページ21)

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…という訳で(？)朝ご飯、作ります。
一応人並みには料理はできる。

『取り敢えずお米、味噌汁。後は_

…冷蔵庫が絶望的。
スーパーで惣菜でも買ってこようかな…

「ふあぁ……ねぇA…そう言えばだけど朝ご飯、何作ってくれるの？」

やっと起きたか…

『…ご飯と味噌汁、お菜はまだ決まってないんですけど__

「真逆とは思うけどA、作らずに買って済まそうとか思ってないよね？ねぇ？」

『その真逆ですよ。冷蔵庫がこんなだと料理するも何も…』

「私、Aの手作り料理の為に起きたのだけどー」

『そうですか』

「……」

「二度寝してくる…」

真っ直ぐ見詰めてきたと思えば
急にまた寝室へと向かう太宰さん。

『味噌汁。』

「……」

太宰さんの寝室へと向かう足が止まる。

『具、何がいいですか？』

「……」

『あぁ、二度寝するんでしたね。関係ないです。』

「……」

『矢っ張り味噌汁も買って来_

「二度寝しないからそれだけは辞めて…」

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…結局惣菜だけ、買いに行って来ました。

ご飯、味噌汁(豆腐・わかめ)、惣菜。

ご飯はともかく味噌汁なんて久々に作った気がする…

「じゃあA、いただきまーす」

『…はい』

正直ちょっと、いや大分心配。

「……」

『如何、ですか。』

「ん！美味しいよ！流石だねぇ」

『良かった…』

取り敢えず一安心。不味くなくて良かった…

「……ねぇA」

『何ですか』

矢っ張り不味かったとか…?

「明日からも作ってくれないかい？」

……

『え？』

「いやねぇ明日からも朝ご飯がAの手作り料理
何てなったら朝もすっきり起きれると思うのだよ。」

『…はぁ』

「まぁ全然無理なら良いのだけどね？
朝すっきり起きれれば仕事にも行きたくなるかも知れないとも思うのだけど_

『其れが本当なら作っても構いません。
…本当なら。』

…太宰さんが朝きっちり出社なんて国木田さんが見れば気を失うだろう。

「じゃあ約束ね。明日からもよろしくね♪」

『約束ですからね？朝ちゃんと起きなかったら作らないですよ？』

「…うん」

今ちょっと間があったような…

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