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…………
____。
______!
「A!」
『……ッ⁈』
吃驚した……
『何、です…太宰さん?』
「……今すっかり自分の世界に入り込んでたけど…
話、聞いてたかい?」
『あ、え、いえ……』
やばいすっかり話聞いてなかったよ私
『すみません。話、と言うのは___
「A、今…….何処に向かっているんだい?」
『え? ……あ…』
そう云えば、だ。
半分照れ隠しの様にして勢いのみで歩いていた為
依頼の現場からはかなり離れていた。
探偵社からも、だ。
『………』
「A。」
『何です?』
「こっち、私の家の方面なのだけど。」
………
嫌な予感がする。
『行きませんよ?』
「夜には来るって言ったじゃない!」
『"夜には"です。まだそんな時間じゃ__
「もう7時になるよ?」
………
『まだ夕方…です。』
「もう日も暮れてきてるよ?」
『ゆ、夕方……………です。ギリギリ。』
___後ろから太宰さんが顔を覗いてくる。
『………っ…
そんなに私を家に連れて行きたいですか!』
「うん!!!」
___即答された。
『少しは迷ったらどうなんです……?』
「……どっちにしろうちに来るのは同じだもの♪
早めに来ても良いじゃないか!」
…………
まぁ、それもそう……
『…………ぅ』
圧が…
『……分かり、ました。
少し早いですがお邪魔する事にします。』
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か - めっっちゃ好きです (2021年9月22日 5時) (レス) @page20 id: c53e6fc030 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Rui | 作成日時:2021年8月4日 11時