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□matatagi side□
『おはよ』
「お前も復活早えな！」
『じっとしてられなかったんだよ。』
二限目から登校した俺は、
クラスメイトに囲まれていた。
みんなが心配してくれる中、轟と目が合うが、すぐにその目は逸らされた。
俺が倒れた後のことは、ある程度警察に聞いた。
オールマイトに俺は救われたそうだ。
『……オール、マイトね』
「！
瞬木くん！オールマイトがどうかしたの！？」
そういえば、出久の憧れだったな。
「お礼が言いたいなって思った」と言えば出久は優しい声で「そっか」と一言だけ。
俺はこのクラスに酷いことをした。
俺がすぐに先生に報せればよかったのに、自分勝手にも程がある。
『あ、のさ
ごめん。』
静まる教室と、ピタリと動くことをやめた生徒
俺は頭をさげる。
「なんで謝んの」
『俺が飯田の代わりに動けば、もっと早く先生は来ただろ。
なのに俺は自分のことばかり考えてた。
だから、ごめん。』
頭を下げ続ける俺の前に影ができる。
ケロ、と人差し指を顔にあてながら、その子は口を開いた。
「私は、瞬木ちゃんに救けられたわ
あの時トばしてくれたもの。」
『………でも俺は…ッ！！』
怒鳴るような声を上げてしまい、ハッと顔を上げる。
蛙吹さんは悲しそうな目で俺を見ていた。
「私たちは誰も、瞬木ちゃんを恨んでないわ」
その言葉に、周りは頷き笑った。
ポロポロと涙がこぼれる。
俺、恵まれてるなあ…
『ほん、と、ごめん………』
「謝ってほしいわけじゃないわ、瞬木ちゃん」
『ん……、ありがと…っ…』
「あんなボロボロになるまで戦ったヤツを恨むわけねえよな!!」
「おう！
あ''ｯ、お前あの怪我は大丈夫だったんか!?
ほら！腹にねじ込まれてたアレ!!」
『おぉ……あれは、まあ、体力的な問題でリカバリーガールに治療してもらえなかったから…
まだ、傷残ってるけど…
治してもらわないとこうって、決めた。』
「なんで!?
これから体育祭もあるのに!!」
『うーん、まあ、アレだよ。
けじめって言うか、まあ、自己満だ。』
恥ずかしいな、と笑えば切島に「男らしいぜ！」と肩を組まれる。
そういうキャラなんか、お前。
熱血キャラなんか。
.
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おむらーす(プロフ) - 海乃さん» わぁあっほい…！ありがとうございます!!(大声)笑 (2017年4月24日 17時) (
レス) id: dccc051f5c (このIDを非表示/違反報告)
海乃(プロフ) - 是非、押させていただきます。(小声)笑 (2017年4月24日 8時) (レス) id: 48d7b38e5a (このIDを非表示/違反報告)
おむらーす(プロフ) - 優さん» 私にはもったいないお言葉です…ありがとうございます…！面白いですよね〜、DAYS(^-^) (2016年11月1日 23時) (レス) id: dccc051f5c (このIDを非表示/違反報告)
優 - すごい面白いですね。自分に文才分けて欲しいです。DAYS好きです。 (2016年10月31日 21時) (レス) id: 0b03a041de (このIDを非表示/違反報告)
おむらーす(プロフ) - リオンさん» ありがとうございます！リオンさんの優しさに感動してうるっときました…！！応援ありがとうございます！大きなお世話なんかじゃないですよ！すっっごく嬉しいです！(^^) リオンさんも気をつけてください！ (2016年8月17日 3時) (レス) id: dccc051f5c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おむらーす
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=mucho
作成日時：2016年8月7日 0時
