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『それじゃあ俺戻ります。
失礼しました』
授業の終わりを告げるチャイムが鳴り、
瞬木は席を立つ。
ミッドナイトは何か言いたげだが、気にせず廊下に出た。
『あーあ、結構長くなったな』
ずっと座っていた身体は固まっていて
それをほぐすように伸びをする。
「終わったのか」
『相澤先生…！
すみません、授業結局出れなくて』
どうせ大した事はしていないのだろうけれど、
一応だ、と瞬木は謝る。
しかし相澤は気にせず会話を続けた。
「………HRは出れるのか」
『はい、大丈夫です』
「なら、早く戻って委員会決めの結果でも聞いてこい」
『了解です。』
相澤と別れ、瞬木はクラスへと戻る。
少しだけ香る、ミッドナイトの香水の匂い
嫌いではないが、好きでもない。
ただ少しだけ、さっきまでの会話を思い出す材料となるそれが、不愉快だと感じられた。
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『へー、飯田が委員長か。』
「そ。
みんなして非常口飯田って言って賛成してたよ。」
『ひじょ………何て？』
教室に戻る直前、瞬木は耳郎と会った。
ちょうどいいや、と言うことでさっきの授業の話を聞く。
「そういえばアンタ目当てで女子の先輩がさっき来たけど、知り合いでもいんの？」
『いや、俺A組以外の女子と話した事ないから…
何だろ、なんか恨みでもかったかな。』
そう言って笑うと、耳郎は「アンタに限ってそれは無いわ」と手を顔の前でふった。
『…耳郎さんて、本当いいヤツだよな。』
「はっ？
………つか前から思ってたんだけど、その‘‘ 耳郎さん ”ってのやめない？」
少しだけ、頬を赤くしながらイヤホンを揺らす耳郎は女子だなあと実感させるほど可愛らしい。
『じゃあ、耳郎？
あっ、それとも名前が良かった？
響香、なんつって………』
名前を読んだ瞬間、耳郎はボフッと爆発するように顔を真っ赤にして
「はぁあｯ!?
ちょっ、なっ、なんっ、何でウチの名前知って…！」
『クラスメイトだし？』
「は、はぁあ……？」
答えになってない、と耳郎は瞬木から視線を逸らした。
(あー、可愛い。女子だなあ…)
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おむらーす(プロフ) - 海乃さん» わぁあっほい…！ありがとうございます!!(大声)笑 (2017年4月24日 17時) (
レス) id: dccc051f5c (このIDを非表示/違反報告)
海乃(プロフ) - 是非、押させていただきます。(小声)笑 (2017年4月24日 8時) (レス) id: 48d7b38e5a (このIDを非表示/違反報告)
おむらーす(プロフ) - 優さん» 私にはもったいないお言葉です…ありがとうございます…！面白いですよね〜、DAYS(^-^) (2016年11月1日 23時) (レス) id: dccc051f5c (このIDを非表示/違反報告)
優 - すごい面白いですね。自分に文才分けて欲しいです。DAYS好きです。 (2016年10月31日 21時) (レス) id: 0b03a041de (このIDを非表示/違反報告)
おむらーす(プロフ) - リオンさん» ありがとうございます！リオンさんの優しさに感動してうるっときました…！！応援ありがとうございます！大きなお世話なんかじゃないですよ！すっっごく嬉しいです！(^^) リオンさんも気をつけてください！ (2016年8月17日 3時) (レス) id: dccc051f5c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おむらーす
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=mucho
作成日時：2016年8月7日 0時
