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ミックスナッツも徐々にメディアに出るようになって
東京での仕事も増えてきた｡
都内のテレビ局の楽屋で駄弁っていた｡
柚｢俺らって､第七世代に入ってんのかな？｣
｢さぁどうやろな？｣
柚口が別の部屋に行っている間､
私の元へやってきたニューヨークの屋敷｡
彼は仲の良い同期｡
屋敷は東京校で私は大阪校出身だけど、
同じ寄席に出演する機会が多く、
気が合うのか、気付けば親友のような存在になっていた。
ふむ｡二人だけになってしまっているようだ｡
屋｢久しぶり｡｣
｢久しぶりやな〜元気しとった？｣
屋｢…まぁ｡｣
なんかぎこいやん｡
久しぶりに私と会って緊張してんのか？(笑)
｢また､顎無くなった？｣
確認しますね｡と屋敷の顎を触る｡
あ､骨あった｡
ん？どうした｡固まってしもうて｡
屋｢…｡｣
すると無言で顎をクイと持ち上げられた｡
屋｢やめろ｡急にこうされたらビックリするやろ？｣
｢す､すんませんでした｡｣
謝ると､右に左にと目を泳がせた屋敷｡
屋｢ほんっまに腹立つ〜｡｣
と､手を離した｡
｢ごめんって｡｣
そんなに顎気にしてるとは｡
そこにのんきに帰って来た相方。
柚｢A〜､あっちに濱家さんおったで〜｡｣
｢んお！ほんま!?｣
大好きな濱家さんがいらっしゃるとな!?
屋敷をほったらかしにして､廊下へ飛び出す｡
すると大きな人にいきなり抱き上げられた｡
濱｢A〜〜〜｡｣
濱家さんだ｡
かまいたちさんが上京するまでは
よくリリーさんと一緒にご飯に行ってた先輩｡
久しぶりに会えて嬉しい｡
濱｢相変わらず軽いなぁお前｡｣
ぶんぶんと横に振られる｡
｢そんなに動いたらまた痛風になりますよ｡｣
濱｢大丈夫や｡なぁそれより屋敷がめっちゃこっち睨んでんねんけど｡
俺なんかした？｣
｢なんか私が顎触ったから怒ってるみたいです｡｣
屋｢ちゃうわ！｣
濱｢はははちゃうってよ｡｣
じゃあなんでそんなに機嫌が悪いんや｡と首をかしげる濱家さん。
濱｢あぁ｡もしかして俺に妬いてんのか？
お前､Aの事昔から大好きやもんな？｣
屋｢…は､はぁ!?ちゃいますよ！｣
彼は顔を真っ赤にして必死に否定していた｡
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作者名：あまから | 作成日時：2021年7月28日 21時
