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▽
盛｢…A､お前ピアス開いてるん？｣
スマホ操作に集中してたので､耳を不意に触れられて飛び上がる｡
｢ももももりやまさん…っ｣
触れた本人はこの反応に大爆笑｡
盛｢見かけによらずビビリやねんな｡｣
｢急に耳触られたら誰だってビックリしますよ！｣
盛｢ごめんごめん｡
けど､ピアスとかめっちゃヤンキーやな｡｣
偏見やん｡
｢ピアスを開けた理由がちゃんとあるんです｡｣
ほう？どんな？と聞いてくる｡
｢……小さいんです｡｣
盛｢へ？｣
｢耳たぶが…めっちゃ小さいんです…｡｣
盛｢え､ホンマなん？見して？
…ガチやん｡可愛いっ｡｣
あぁ｡コンプレックスを一つ申告してしまった｡
可愛い｡を連呼しまくる盛山さん｡
｢恥ずかしいんで､他の人には言わんでくださいね｡｣
盛｢ん､分かった｡｣
この日､しょうもない秘密を共有しました｡
リ｢おらぁ､モリシ｡俺のAから離れろ｡｣
河｢だからお前のちゃうやろって｡｣
仲良し二人が帰ってきました｡
すぐさま私の隣にやってきたリリーさん｡
まぁこれは割と最近よくあることやけど､密着度いつになく凄くないか？
…気のせいか？
リリーさんの顔を見る｡
…優しい表情で真っ直ぐ見つめられている｡
リ｢やっぱAの隣落ち着くわ〜｡｣
｢わっ｡｣
ぎゅっと抱きしめられてもた｡
河井｢はっ？お前なにしてんねん｡この女たらし｡｣
すぐさまゆずるさんに引きはがされた｡
河｢AもAでちゃんと拒否せんと｡｣
お前は意思表示をちゃんとせい！
なんて､怒られた｡
でも､リリーさん好きやしな｡
｢リリーさん｡｣
腕を広げると､再び彼の体にすっぽり収められた｡
河｢アカンわ…｡｣
呆れるゆずるさんと
盛｢知らず知らずのうちにリリーに手懐けられてんな｡｣
笑う盛山さん｡
そこににーやんがやって来て
新｢Aさんとリリーさんなにやってんすか…？｣
自称恋愛マスターにーやんが慌てふためいている｡
リ｢俺ら付き合ってんねん｡｣
｢いやそれは嘘(笑)｣
リ｢えーAー｡｣
ニコニコしながら離れるリリーさん｡
本当この人､人間たらしやなぁ｡
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作者名：あまから | 作成日時：2021年7月28日 21時
