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▽
いつもと同じように劇場に赴き､
楽屋で出番が来るまでのんびり過ごしていた｡
｢あ〜眠い…｣
毎日忙しくて疲れ気味の私｡
リ｢出番前に起こしたるから寝とき｡｣
ちょっとニヤついてそう言ったのは
先輩の見取り図リリーさん｡
｢…なんか企んでます？｣
なんもなんも｡と否定するが
リ｢近くでAの寝顔拝みたいだけ｡｣
そう言って､距離を詰めてきた｡
盛｢あ〜！またリリーがAと
いちゃいちゃしようとしてる！｣
ずるい！とどかどか音を立ててやってきたのは
リリーさんの相方の盛山さん｡
リ｢モリシうるさい｡Aいまお眠なんやから静かにして｡｣
盛｢いつもちょっかい出してるお前には言われたないわ｡｣
なんやと？と見取り図さんが小ゲンカを始めたが
気にせず私は眠ることにした｡
▽見取り図side
気付けば､Aはすっかり夢の中｡
盛｢見て｡リリー｡寝顔もイケメンやな｡この子｡｣
リ｢当たり前やろ｡Aやで？｣
後輩のミックスナッツのAは
兎に角見た目が整ってて美人｡
髪は短く､服装もシンプルなのでド中性的｡
飾らない性格なので
男女ともに彼女の虜になる人が多い｡
そんな彼女に俺らもハマっている｡
人間として魅力的過ぎるねん｡
リ｢Aの隣ってすげぇ落ち着くし､
エエ匂いする…ずっとこうしてたいわ〜｡｣
盛｢それは変態が過ぎるって(笑)｣
そう言いながらも盛山もAの横に来て
コンビ揃ってAに引っ付いていた｡
河｢お前ら何やってんねん!｣
アインシュタイン河井さんの声に
ビクッと体を反応させて起きたA｡
｢あ｡もう時間や｡｣
さっさと舞台の方へ行ってしまった彼女｡
リ｢あぁ俺のAが行ってもーた｡｣
河｢お前のAちゃうわボケ｡｣
ゆずるさんも彼女にハマってることは
間違いないやろーな｡
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作者名：あまから | 作成日時：2021年7月28日 21時
