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第佰廿伍話「生後云十年の女」 ページ40

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またよろよろと歩き出そうとすれば、彼らはまるで生後間もない娘がヨチヨチ歩きをし始めたみたいな感じで応援してくる。シンプルに恥ずかしい。でも頑張ろう。
しかしその時、遠くの方でボソッと「Aッテ赤ン坊ダッタノ…?」と声が聞こえた。


ちげーよ、ちげーからそんな事ボソッと言わないでよ……
思い切り耳にキャッチしてしまい、ブフォ…と吹き出した私の身体は膝から崩れ落ちた。お皿割れた(確信)


同じくキャッチしてたらしい善逸くんが「ぽいけどちげーよ伊之助!悪いけどAちゃんの集中欠くような事呟かないでくれる!?」と注意しに言った。
君もぽいって思ったのかよ、生後間もない子だと思ったのかよ、この精神年齢20超えた女を。



「Aさん、集中して頑張りましょう!気を取られては駄目です。それかまたよちよち歩きから訓練しますか?」

「…や……ま、た……這…ぅの…は、…勘……べ、ん……」



真面目な顔をして問いかけてくるアオイちゃんは真剣な眼差しである。ちょ、それ承諾したらマジモンの赤児になるやんけ!!!


というわけで、またせっせと歩く練習を行い、そして舌も満足に動かせなかった私は己で発生練習を行った。あえいうお……かけきくこ……発音難しい。

その間、丸聞こえらしい善逸くんからずっとニコニコとした笑みを向けられていた。微笑ましいってか、生後間もない女の自発的な発生練習が。くそォォそんな愛情深い目でこっち見んな善逸くん!!


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第佰廿陸話「回復」→←第佰廿肆話「先ずは己の身を案じ」



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設定タグ:鬼滅の刃 , 原作沿い , 転生   
作品ジャンル:ギャグ
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えのぐ(プロフ) - 初めまして!もうこのコメント欄みないかもですけど一応言っておきます…百弍話の最後「異性には厳しい」と書いてありますが同性では…?細かいかもしれませんが…!この作品大好きですん。更新頑張ってください…! (2019年9月18日 19時) (レス) id: 6a2a84fe35 (このIDを非表示/違反報告)
シアン(プロフ) - 今日1日で全部読んでしまいました()好きです!これからも更新頑張ってください! (2019年7月29日 20時) (レス) id: 8d130acbce (このIDを非表示/違反報告)
衣鶴奈(プロフ) - 夢主ちゃんが本当に面白すぎて1話ごとに必ず笑ってますwwめちゃくちゃ面白いです!更新頑張ってください! (2019年7月29日 11時) (レス) id: 8c5e0feeb8 (このIDを非表示/違反報告)
ニコ - コメント失礼します。この作品が面白すぎて、全然原作知識ないのに壱から1日で読んでしまいました!!番外編も含め、続きすっごく楽しみにしています!! (2019年7月27日 22時) (レス) id: 8f71767d1e (このIDを非表示/違反報告)
棒人間 - 初めまして。この作品、とっても面白いですね!たまたま見つけて読んだのですが、この作品で鬼滅の刃の夢小説に目覚めました。応援しています!頑張って下さい! (2019年7月25日 21時) (レス) id: 804948c577 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぱんこ | 作成日時:2019年7月21日 9時

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