第佰話「鬼の娘」 ページ14
※佰=100
めでたく100話目!有難うございます!!
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「お騒がせしてしまいすみませんでした」
頭を地につけ謝る。所謂土下座をしていた。
隣にちょこんと座っている襧豆子ちゃんは不思議そうに首を傾げている。
因みにいのっちは外で猪突猛進しまくっている。
「い、いやそこまでしなくても……確かに突然の事で驚いたけど……」
「顔を上げてよAちゃん!俺は目の保養になったから寧ろありがとうと言いたいくらいだけど」
「善逸……」
「善逸くん……」
「え?何?」
「……あっ、頭は大丈夫か?手加減はしたつもりだけど、跡になったのなら申し訳ない……」
「多分大丈夫。めっちゃ痛いけど、君のおかげで助かった。気の迷いを振り切れたよ」
「気の迷い?」
「私はこれから、いくら顔面偏差値がエグい子が近くにいてもめげずに生きていきます。昔の愚かな私は消えました。今のように二度と取り乱さない事を誓います。なので襧豆子ちゃんを私にください炭治郎お兄たま!!」
「急に何を言い出すA!?」
「えっ、俺のお嫁さんがもう1人のお嫁さんに求婚……?つまり俺は重婚すべき……!?よおし一夫多妻の王になるぞ俺はァーーッ!!!」
「お前まで何を言ってるんだ善逸!!」
カオスだ。最早カオスである。
人の家の中でどったんばったん騒ぎ出し、私は笑いながら隣の襧豆子ちゃんを抱きしめた。温かいぬくもりを感じ、襧豆子ちゃんは首を傾げつつ抱きしめ返してくれた。
何処からか、誰かの溜息が聞こえた気がした。
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えのぐ(プロフ) - 初めまして!もうこのコメント欄みないかもですけど一応言っておきます…百弍話の最後「異性には厳しい」と書いてありますが同性では…?細かいかもしれませんが…!この作品大好きですん。更新頑張ってください…! (2019年9月18日 19時) (レス) id: 6a2a84fe35 (このIDを非表示/違反報告)
シアン(プロフ) - 今日1日で全部読んでしまいました()好きです!これからも更新頑張ってください! (2019年7月29日 20時) (レス) id: 8d130acbce (このIDを非表示/違反報告)
衣鶴奈(プロフ) - 夢主ちゃんが本当に面白すぎて1話ごとに必ず笑ってますwwめちゃくちゃ面白いです!更新頑張ってください! (2019年7月29日 11時) (レス) id: 8c5e0feeb8 (このIDを非表示/違反報告)
ニコ - コメント失礼します。この作品が面白すぎて、全然原作知識ないのに壱から1日で読んでしまいました!!番外編も含め、続きすっごく楽しみにしています!! (2019年7月27日 22時) (レス) id: 8f71767d1e (このIDを非表示/違反報告)
棒人間 - 初めまして。この作品、とっても面白いですね!たまたま見つけて読んだのですが、この作品で鬼滅の刃の夢小説に目覚めました。応援しています!頑張って下さい! (2019年7月25日 21時) (レス) id: 804948c577 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぱんこ | 作成日時:2019年7月21日 9時