社会人になる筈だった私の就職先は『鬼殺隊』と呼ばれる組織に決定しました。弐【鬼滅の刃】

番外噺「夢主に聞いてみた」嘴平伊之助編 ページ40

※本編とは全く関係ありません



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Q.『嘴平伊之助さんの事、どう思う？』




「いのっちはアレだ、まんま野生児だ。可愛いとこあるけどね。此処に来て一番最初にお世話になったのが彼だから何となく「いのっち」呼びから抜け出せない。あと子分から同僚もしくは仲間に格上げしてほしいんだけど無理なんだろうな、ずっとあの子が親分なんだろうな。可愛い顔しやがって！フンだ！猪突猛進っ子め！」





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会話文のみ↓





「俺は可愛くねえ！！カッコイイ親分様だ！！」

「そうだね、君はカッチョイイむっきむき親分だね」

「分かってんじゃねーか！！その意気でもっと俺を崇め讃えろ！！山の王は！この俺だっ！！」

「イヨッ、山の王〜」

「もっとだ！」

「山の王〜！」

「もっと言え！」

「山の！王〜〜！！！」

「えーい、俺をホワホワさせんじゃねえA！！！」

「グェアァ！！不意打ちの背負い投げやめろ！！一体どうしろってんだよ私によぉ！！！」

「お前は！俺の子分だ！！！」

「だから何だ！？」

「だから……っ、ドングリ、ドングリやる！！」

「何でドングリ？」

「お……おま、お前に、沢山くれてやるわ感謝しろ！！！」

「ギャアアアア投げてくんなや！！尖ったとこ顔面に刺さるからいってぇぇ！！！」

「ど、どうだ！？」

「ハァ！？何が」

「お前もホワホワしたかって聞いてんだよ！」

「……ハ？ホワホワ？」

「……してねえのか」

「してない。そんな不確かな感情身に覚えが無、グワッ！」

「俺は！こんなにもホワホワしてんだよ！！分かるか！？お前のせいでこんなにもだ！！意味が分かんねえ、責任取れよお前！」

「(ウワァァいのっち腹筋固えええ、てかめっちゃ心臓ばくばくいってるこの子、な、何で？てかこの体勢！めっちゃ胸板に押し付けられてるこの状態！何で！？)いいいいのっち、ちょっとやだ、やめてよ離せよ」

「なあ、何が嫌なんだよ、A」

「ヴァッ！！ミッ耳元で囁くように言うな！！！ワザとか！！」

「なんかあったけえなお前、もっとくっ付け」

「………ぴっ、ピャアアァァァいのっちの破廉恥野郎ーー！！！！」

「は？ギャッ！！！」

「うわぁぁぁん！！！乙女を弄びやがってこの野郎ー！！！ウェェェン」





結果：野生児は何処まで行っても野性(ワイルド)味溢れていました。正直引き摺り込まれそうになりました。怖い。思わず殴っちゃったけど、完全に負けた気がする。辛い。



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終わり。

第枯伍話「この胸を焦がす何か」→←番外噺「夢主に聞いてみた」我妻善逸編

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