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第近捌話「御法度」 ページ31

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「……いやでも、鬼だとしても、この箱の中の子は人間襲ってないじゃん。襲ってる現場見てない以上、私の中では「無害」と判断して斬らない事に決めてるので。残念でしたー」

「何言ってんだお前、正気か?」

「仲間フルボッコにしたお前が正気なのかよ、いのっちさんよぉ」

「……っあぁ!!退け!!そこを退けA!!邪魔だ!!!」



ズンズン近付いて来たいのっちは善逸くんの前に立つ私の腕を力強く掴むと、そのまま力一杯捻るように引っ張り遠くへ押しやられた。いや雑!!対応雑い!!


離された私はすぐさま彼の元へ行こうとすれば、いのっちの刀によって阻まれる。



「(っ、刀!?マジかよコイツ、隊員同士の戦闘はご法度だろ……!)」

「それ以上近付くんじゃねえA!!っこの愚図が、お前ごと箱を串刺しにしてやる!!」



彼は二振りの刀を構え、箱を庇い倒れている善逸くんへ刃先を向けた。

この野郎……!咄嗟に私も刀に手を掛ける、



「やめろ!!」



それより早く、途轍もなく俊敏な動きで炭治郎くんが動いた。

彼はとんでもないスピードでいのっちの元へ駆けると、あまりの早さに防御すら出来なかった彼の腹目掛けて、手加減の無いパンチをめり込ませた。



バキッ、と、音が響いた。



「(ウワァァ骨イッた!!絶対骨イッた音したよ今!!)」



炭治郎くんは、顔を見なくても分かるくらい激昂していた。
額に青筋が浮かんでいる。


ヒェェ、普段優しい子が怒るとこんなに怖いのね。そして(恐らく)肋折られたいのっちは大丈夫なのだろうか……自業自得とはいえ少し心配になる。



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第近玖話「意思疎通の不遇」→←第近漆話「冷徹なる惨事」



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設定タグ:鬼滅の刃 , 原作沿い , 転生   
作品ジャンル:ギャグ
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ぱんこ(プロフ) - みしろさん» コメ有難うございます!神ではないんです、ただただ妄想を吐き出すのが得意な一般ピーポーなんです…(〃ノωノ)更新頑張ります〜〜! (2019年7月21日 17時) (レス) id: 3e4c0c522b (このIDを非表示/違反報告)
ぱんこ(プロフ) - ほにゃさん» コメ有難うございます!私の作る小説は悉くキャラが病んでいくので不思議ですね!笑 これから彼をどう動かそうかちょっと悩んでます…( ˘ω˘ ) (2019年7月21日 17時) (レス) id: 3e4c0c522b (このIDを非表示/違反報告)
ぱんこ(プロフ) - 黒酢さん» コメ有難うございます!キャラの性格を掴むのには苦労しました…炭治郎冷たいですか?笑 自分では全く分からないです(゚-゚;)これからはもっと優しいキャラにしていきます!笑 (2019年7月21日 17時) (レス) id: 3e4c0c522b (このIDを非表示/違反報告)
ふーゆず(プロフ) - 善逸ゥ!ゴボアゴボン”ン”(吐血音)最高かよ…ッ! (2019年7月20日 19時) (レス) id: 63500bc6f8 (このIDを非表示/違反報告)
みしろ(プロフ) - いつも楽しく拝見させていただいてます。テンポ良く読みやすいです。貴方様は神か……(合掌)陰からひっそりと応援しております!!!!! (2019年7月20日 12時) (レス) id: 509e58e731 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぱんこ | 作成日時:2019年7月15日 16時

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