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第圓捌話「全力の抵抗」 ページ21

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気付いた時には先程までいた場所ではなくなっていた。

……清くん、君は今何処にいる?2人は見つけたぞ清くん!!



「てる子!!てる子!!」

「清くん!!いるなら返事してくれ清くん!!」

「だめだめだめ大声出したらだめ2人とも!!!あとAちゃん大きな声で他の男の名前呼ばないでなんか嫌だ!!!」

「何で?この緊急事態に何を言ってるんだ君は、恥を知りな!!」

「はいすみませんでした!!!申し訳ないですが今すぐ外へ出ましょう!!!」

「はい?」

「何で外に?自分だけ助かろうとしてるんですか?死ぬとかそういうことずっと言っていて恥ずかしくないんですか、あなたの腰の刀は一体何のためにあるんですか?ちょっとはこのお姉さんのように戦おうとか思わないんですか?それって男としてどうなんですか?」

「ぐっは、グハァッ、すごい切れ味の言葉が……ぐはっ」

「(まあ間違ってないけどな弟くん)」



ドンマイだ善逸くん。

オーバーキルな威力の言葉を次々喰らい、若干吐血しつつも私と弟くんの手を掴んで頑なに外へ逃げようとする善逸くん。おま、ちょ、やめろ!



「違うんだよ、俺じゃAちゃんと違って役に立たないから人を……大人を呼んで来ようとしているんだよ!!」

「なら何で私まで外へ出そうとしてんの意味が分からんぞ善逸くん!!」

「決まってるだろ、君を危険に晒したくないんだよ!!」

「今正に危険に晒されてる子がいるんだよ!!離せ!!」

「いや子供だけでどうにかできることじゃないからこれは!!!」



嫌がる弟くんと全力で抵抗する私の腕を掴んで力尽くで引っ張る善逸くんがガラッと扉を開ける。が、そこは玄関ではなく居間の一室。



「っ嘘だろ嘘だろ嘘だろ!?ここが玄関だったのに!!外はどこ行ったの、この戸が___……」



こっちか!?と開けた善逸くん。が、そこは玄関ではなく居間の一室。



そしてその中に、猪の頭を被った人の姿。



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第圓玖話「誘拐逃走劇」→←第圓漆話「味方への攻撃(弱)」



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作品ジャンル:ギャグ
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ぱんこ(プロフ) - みしろさん» コメ有難うございます!神ではないんです、ただただ妄想を吐き出すのが得意な一般ピーポーなんです…(〃ノωノ)更新頑張ります〜〜! (2019年7月21日 17時) (レス) id: 3e4c0c522b (このIDを非表示/違反報告)
ぱんこ(プロフ) - ほにゃさん» コメ有難うございます!私の作る小説は悉くキャラが病んでいくので不思議ですね!笑 これから彼をどう動かそうかちょっと悩んでます…( ˘ω˘ ) (2019年7月21日 17時) (レス) id: 3e4c0c522b (このIDを非表示/違反報告)
ぱんこ(プロフ) - 黒酢さん» コメ有難うございます!キャラの性格を掴むのには苦労しました…炭治郎冷たいですか?笑 自分では全く分からないです(゚-゚;)これからはもっと優しいキャラにしていきます!笑 (2019年7月21日 17時) (レス) id: 3e4c0c522b (このIDを非表示/違反報告)
ふーゆず(プロフ) - 善逸ゥ!ゴボアゴボン”ン”(吐血音)最高かよ…ッ! (2019年7月20日 19時) (レス) id: 63500bc6f8 (このIDを非表示/違反報告)
みしろ(プロフ) - いつも楽しく拝見させていただいてます。テンポ良く読みやすいです。貴方様は神か……(合掌)陰からひっそりと応援しております!!!!! (2019年7月20日 12時) (レス) id: 509e58e731 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぱんこ | 作成日時:2019年7月15日 16時

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