金髪君に散々貢いで貰ってたら、いつの間にか形成逆転されかけた話。【鬼滅の刃】

卌参、『嘘じゃないのよ』 ページ44

※色々と注意。


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「(……………アッ、そういや忘れてた！)」



接吻中だというのに思わず目を開いた。
完全に空気の読めてない行動だが仕方ない、彼も気付いたようで唇を離して「えっ、どうしたの」と問いかけてきた。



「善逸君、申し訳無いけど中には出さないでほしい」



彼の表情が強張った。
「えっ」と、小さく声を零す。



「良い？出すならお腹の上とか」

「嫌だ」

「えっ……」

「……ごめん、そんな顔されても嫌だ」

「く、口で！口で受け取るから！」

「嫌。下の口から受け取ってほしい」

「(ド下ネタじゃねーか)」



何だこの押し問答。そもそも行為中の会話だし仕方ないね！真っぴんくだね！

……それでも身重にはなりたくない。
一応万一に備えて薬は飲んできてるけどさ、それでも安全とは限らないからね？周期を正確に把握してないから分からないし今日が安全な日なのかどうかすらも不明だし。



「どうして急にそんな事言うの」

「………まだ、子を持つには早いなぁ……って。そもそも私達、こんな事してるけど付き合ってないでしょ？」

「………」

「だからその、まだお互いの事をあんまり分かってないのに子供だけ作ってもな〜〜って思って。……君の事、これからもっと知りたいの。ゆっくりと……ね？……善逸君、」





優しい君なら分かってくれるよね？





最早脅しである。
彼の首に腕を回し、鼻先がくっ付きそうな程接近し至近距離でそう言えば、彼は少しだけ眉を顰め、何処か複雑な顔をして…………小さな声で「分かった」と呟いた。



ッッシャア！！勝った！！第3部、完ッ！！！



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