金髪君に散々貢いで貰ってたら、いつの間にか形成逆転されかけた話。弐【鬼滅の刃】

圓弐、『いつもの君で』 ページ18

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脱ぎ捨ててあった筈の着物は何故か綺麗に畳まれていた。
育ちが顕著に現れました事件。善逸君、きっとお爺様に扱かれたんだろうな……


いそいそと着物を着始める。何で私だけすっぽんぽんだったんだろうね、特に何もされて無さそうだし液も……うん、無い。生殺しだったっぽい。



「なんで君は服着てたの？」

「流石に全部丸出しの状態で廊下は歩けないからね！」

「……漢らしくて良いんじゃない……？」

「寝起きだからかな、その雑な対応。眠いならまだ寝てて良いんだよ？」

「……起きる」

「そっか」



ふわぁぁ、と人目を気にすることなく大きな欠伸をこぼし、目を擦る。

朝は低血圧なので、暫くはぼーっとした状態になってしまう。あっこれ目を閉じたらまた眠りそう。起きろ〜〜起きろ〜〜私の意識よ覚醒せよ〜〜。



「……なに、善逸君。なんでガン見？」

「そんな自然体のAちゃん、見た事なかったから新鮮だなぁ〜って」

「………こんなもんだよ、私。気ぃ張ってないと目が閉じちゃって……うん」

「やだ可愛い……！俺の懐においで？」

「遠慮するわ……」

「遠慮しないでよぉぉ……」



頭をぐわんぐわん揺らしながらも首を横に振ったら彼は悲痛な声を上げる。そこまで……？ホント昨日の君は何処へ行ったと言うの。



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