シリウスに愛を誓う【QK】

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｢座ってください｣



そう彼女に告げられたので目の前に椅子があるんだと思い、手で探り探りで椅子を探す




｢あっこれか｣




｢どうぞ｣




ようやく見つけて座ることができた
早速アイマスクを外そうとすると




｢あーダメですダメです！｣




まだお見せすることはできません！ と言って止められた
まだ何かあるのか？

すると頭の上に帽子？らしきものが乗せられた




｢もうちょっとだけ我慢してください！｣




そのあとに襷のようなものもかけられて
時々ガサゴソと音が聞こえる

数分後…





｢準備完了しました！｣

｢駿貴さん！アイマスク外してください！｣



そう彼女に言われたので外すと




目の前には豪華な料理が並んでいて、部屋も綺麗に飾り付けされていた
頭にはキラリと輝く三角帽子(サンタさんが被ってそうなやつ)、かけられたのはやはり襷で｢今日の主役｣と書かれている




｢須貝駿貴さんお誕生日おめでとうございます！！｣




パーンとクラッカーを鳴らす彼女

そっか、誕生日ってこんな感じだったっけ
誕生日ってことは覚えてた、ツイートもした
でも最近大学の研究だの動画の撮影だので立て込んでてケーキすら食うの忘れるところだった




｢すげえな…｣




｢ふふ、ちょっと奮発しました｣

大事な大事な人の生まれた日なので と照れながら話す彼女




そんな彼女がものすごく愛おしくて、俺は勢いよく彼女を抱きしめた








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