シリウスに愛を誓う【QK】

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気まずい


非常に気まずい








｢なんでよりにもあの人たちにバレるかなあ…｣






休憩時間、私はオフィスでココアをすすっていると厄介なことが起きてしまった




須貝さん、福良さん、こうちゃんという珍しいメンツでなんかお話をしているなと思っているとすごい言葉を耳にした






伊沢に彼女ができたらしい、と





吹き出しそうになったこれはマズいと思った





何故私がそうなったかというと、単純だ

私はここの社長を務めている、伊沢拓司という男とお付き合いをさせていただいている

所謂、社内恋愛
しかも誰にも秘密の


今まで何とかバレずに持ちこたえてきたと思っていた
でもやっぱりバレてしまったようだ

あの男が、誰にも言わないでおこうと
社内に私情を持ってくるのもおかしいからねとか言っていたのは一体誰だ

にやにやしてるとかもう何をしでかしてくれているんだ



私だって、オフィスじゃなかったらいつでも彼に抱きつきたい

なのに、あの男という者は…





｢はあ…｣





｢どうしたんですか？｣





一人で悩んでいると河村さんがやってきた





｢お疲れ様です｣




｢お疲れ｣

｢あんまり無理しない方がいいよ｣




｢はい、ありがとうございます…｣




｢何？悩みでもあるの？｣




｢まあ、悩みですね｣




｢話聞いてあげようか？｣





そう言って彼は悪い顔をしている








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