【銀魂】今日も傘屋は騒がしい【坂田銀時】

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そんな沖田君の一言により、俺達3人、ここで食卓を囲む事に。


一応言っておくが、どっかのキャバ嬢とは違いAの料理の腕はそれなりに良い。
そこだけ見れば十分女らしいのだが、何せその作ったもんを一つ残らず平らげてしまう食欲っぷりなので、なんとも残念ではある。






「ちなみにシェフ、本日のランチメニューは？」






気だるげそうに聞いた沖田君に、
Aは少し困ったように笑って。






『えーと、...2人の好みじゃなかったらごめんね』






ごめんね、なんて普段絶対言わない言葉
まさかこんなところで聞けるとは。


でもこれが薬の影響じゃ、あまりいい気分はしねぇな。






「...謝んじゃねぇよ、シェフご自慢のメニューにケチなんざつけねぇさ」





『旦那.....なら良かった。
じゃあ、召し上がれ』






どどん、と効果音が付きそうなばかりに
自慢気にテーブルに並べられたお盆を見てみると。



底が丸くなった、大きな器。


醤油と刻み海苔が添えられた小皿。


そして......箸ではなく、れんげ。



思わず固まった俺と沖田君には目もくれず、
嬉々とした声でAは言った。






『私特性の、海老入り豚丼です！』





「「また丼ぶり食うんかいィィィィィィィィ！！！！！」」






ここまで完璧に沖田君とハモったのはいつぶりか。
俺はともかく、基本ボケ担当の沖田君にまでつっこませるとは...流石はボケの強者である。

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