「あの男には気を付けて」 (ページ22)

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ジェミンくんとの間にできてしまった溝と自分の未熟さにショックを受けてあることを決めた。

それは '' ジェミンくん離れ ''

彼に頼らなくても自分はできる成果を出さないと私自身が納得できない気がして

仲直りは一旦置いて私は自分がいまどのくらい一人で出来るのか試したかった

それから学校に来てすぐ全ての雑音をいれないようにイヤホンをしてテキストを開いた。勉強をする

ほぼ韓国語は理解してきてるし文章も読める。だけど、それを解く方法が分からない、、

ヘチャン「あれ、何してるの？って勉強？」

「ヘチャンくん。うんそうだよ」

ヘチャン「真面目だね～」

「あ、ヘチャンくん、この問題の解き方分かる？」

ヘチャン「これ？分かるよ。教えてあげようか？」

という流れでヘチャンくんはそのまま前の椅子に腰掛けて後ろを向いて勉強を教えてくれた。意外だったな～ヘチャンくんって勉強もできるんだ。確か運動神経も抜群なのに

「……できた！！」

ヘチャン「凄いじゃん～公式覚えればすぐ解けるね」

「ありがとう教えてくれて。」

ヘチャン「どういたしまして。じゃあお礼に俺のお願い聞いてくれる？」

「いいよ。なあに？」

ヘチャン「ヘチャンって呼んで。あ、オッパがいいな」

「……ヘチャン？オッパ？」

ヘチャン「それを繋げて！」

「へチャニオッパ、？」

私が言うとヘチャンくんは胸を押えて「痛い、痛い」と言っていた。これがお礼になるの…？

俺と二人きりの時だけオッパって呼んで。なんて約束されてそれから私が勉強する度に勉強を教えてくれたヘチャンくん。

いつの間にか呼び方もくん付けが無くなって呼び捨てに変わった

「昨日も遅くまでありがとう。ヘチャン」

ヘチャン「今日もする？」

「うん。お願いしたい」

ユナ「…は？'' ヘチャン ''って言った？」

「ユナ？」

ユナ「おいイヘチャン！！！いつの間に親しくなってんだよ！！！関わるなっって言ったでしょこのチョコボールが！！！」

ヘチャン「なんだよチョコボールって！！！！」

ユナは怒りMAXで私も怒られた。ヘチャンと仲良くするなって言われてたから、

''オッパ呼びさせてることは言わないで''と泣きそうな顔ですがりついてきたのでさすがに可哀想だったしそれは私とヘチャンくんの秘密だった。

まあ、すぐバレたけど

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