「あの男には気を付けて」 (ページ3)

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喧嘩してるの？ページ3

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「それ美味しいの？」

ユナ「飲む？」

「ううん。遠慮しとく」

イェリ「飲まないでいいよ。こいつの味覚イカれてるから」

ユナ「うるさいなー」

ユナとイェリとは一週間もしないうちに仲良くなった。

イェリは分からない韓国語があったら日本語で通訳してくれるし、ユナは色んな韓国語を教えてくれる優しい友達に恵まれてよかった

ヘチャン「あ、俺にも奢って」

ユナ「は？何であんたに奢んなきゃいけないのよ。自分で買いなさいよ」

ヘチャン「ケチケチユナちゃん〜」

ユナ「キモイから近寄んないで！」

後ろから来たのは、同じクラスのヘチャンくん。と、ロンジュンくん、ジェノくんにジェミンくんも

この四人は日本語で言うイツメンらしい

四人から感じるオーラに私は少しだけ後退りした

イェリ「〖Aは何飲む？〗」

「〖私、水にする〗」

イェリ「〖水？！コーラとかペプシは？〗」

「〖炭酸飲めないんだよね、〗」

ユナが四人となにやら話してる間に私とイェリは飲み物を買って済ませた。

ユナとヘチャンくんは何か言い合ってるけど早口だしなんて言ってるのか聞き取れない

「？？」

「〖イェリ〗」

イェリ「ん？」

「〖あの二人、喧嘩してるの？〗」

イェリ「〖あはは！！(笑)違う違う猫とネズミのじゃれあいみたいなもんだよ〗」

「〖ふーん、〗」

猫とネズミ……トムとジェリーかな？なんて思いながらボーッと眺めていた

イェリ「ユナ」

ユナ「なに？」

イェリ「Aが喧嘩してるの？って心配してる」

ユナ「はっ！！！！！違うよ！？違う！喧嘩してないからねA！！」

「？？？うん？」

ユナ「ヘチャンとは〖なかよし〜〗」

「良かった」

物凄い勢いで私の肩を掴んでユナがなにか否定してきた。イェリは私が喧嘩してると思ったのを伝えたのかな。とりあえず仲良しならいいんだけど

ヘチャン「あ、Aちゃん」

ユナ「ちょっと気安く名前呼ばないで！この子に近付かないで！」

ヘチャン「なんでだよいいじゃん。話すだけ」

ユナ「だめ！！！！A、イェリ行くよ」

…………君たちは本当に仲良しなの？？？？

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