文化祭 ページ28
たこ焼きを買いに行くと轟くんたちもいた。
「きゃー！ショート！握手して〜！」
「…どうした？」
文化祭ってテンション上がっちゃうの。
ショートのファンになりきった私を心配そうに見る轟くん。結婚して。
「2人で回っているのか？」
委員長にそう聞かれて首を横に振る。
「たこ焼き買いに来たの、他のはアスレチックで盛り上がってる」
アスレチックあたりを指差すと切島たち居なかった。
…なんでやねん。
「たった今2人になったわ…」
「そのうち会うだろ」
と言った爆豪くんは呑気にたこ焼きを頼んだ。
これって…デートってことでいい？
してみたかったんだよね、文化祭デート。
相手は…あれだけど。
「はぐれたんなら一緒に回るか？」
「実は俺たちも口田くんと常闇くんとはぐれてしまったところなんだ」
「あらま」
じゃあ一緒にいよっかな。
と思ってると首根っこを掴まれた。
「なんでテメェらと回んだよ」
「爆豪くん…たこ焼きは？」
「買った。行くぞ」
なんて自己中な…元からか。
まあいっか。
「待ってくれ、妖花」
「ん、はい」
轟くんに手を掴まれ…え？やだ好き。手掴まれた。
これはもう結婚…？
「爆豪、俺も妖花と回りてえ」
「あ？なんでだよ」
ピリピリした雰囲気。
え？これってまさか…「私のために争わないで」って言った方がいい感じのやつ？？
「なん…なんでだ？」
「いや、私に聞く？」
そっか、この人天然だった。
飯田くんも何が何やらって顔してる。
「友達だからじゃないかな？」
まさかあの轟くんが私に惚れてる…なんてことは私の妄想の中でしかないだろうし。
「そうか…友達だからだ」
「いやしかし轟くん…爆豪くんも妖花くんと共に文化祭を満喫したいのではないか？」
「じゃあ4人で回るのはどうだ？」
なんかこのふたりツッコミ不在だね。
「俺のんはお前みてぇな薄っぺらい感情じゃねぇんだわ」
と言い捨てて私の首根っこを引いて行く爆豪くん。
…え、まさか。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 388人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
んんん - 公開学座じゃなくて公開座学ですよ〜 (9月16日 16時) (
レス) @page16 id: f7bbaba12e (このIDを非表示/違反報告)
ちらす(プロフ) - 月姫さん» これからもだんだんデレていく轟くん登場するかも…です♡ (7月3日 17時) (レス) id: c4825176d2 (このIDを非表示/違反報告)
月姫(プロフ) - 最新話嬉しそうな轟焦凍を想像したらにやけました...！！ (7月1日 13時) (レス) @page30 id: ad0933ba75 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ちらす
| 作成日時：2023年3月31日 1時
