桜の少女 甘露寺の継子は偽日柱に狙われる 弐

四十六話　姉(妹さん)視点 ページ28

「と言うことよ」優歌

あら……やっぱりみんなあんぐりしている

玲奈までも

「な……何を言ってるの？そんなことした覚えは無いわ。みんなアンタを溺愛して…」玲奈

「覚えが無い……か。ふぅん、でも、私は
はっきり覚えてるよ？」優歌

「優奈…いや、優歌の言う通りだよ。優歌は人が自分の近くで手を動かしたりすると、ビクッとして、うつむいている時期が長く続いていたことを優歌の鴉が教えてくれたよ。虐められてでもいなければ、そんなことはしないはずだよ。分かるかい？」お館様

「つまり、元偽日柱様が夜柱様を虐めていたと言うことは、本当なんですね」彩乃

そう言うこと…だね

「………」サクラ

「さっきから皆さん全く触れなかったけど……
夜柱さんが私の姉って……どう言うことなんですか⁉︎」サクラ

あ……

「そのまんま。私は白花家の長女なの」優歌

「そ…ん…な…」サクラ

「まあ、その反応が正しいわね。急にごめんなさい。玲奈は鬼殺隊追放ですから、ひとまず安心です。」優歌

「私を悪にして…………もう、やだ！何でこんなこと言われなきゃいけないのぉ⁉︎おかしい、おかしい、おかしい！」玲奈



『さようなら、元偽日柱』サクラ、優歌、彩乃

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