任務8 ページ9
貴方サイド
翌日、マキノさんと村長さんに見送られ私はローグタウンに出発した。
『短い間でしたが、ありがとうございました〜！またきますね！』
「うん、またいつでもきてね〜！」
「元気でな！」
『はい！お二人も！』
私は二人の姿が見えなくなるまで手を振った。
＊＊＊
「本当に成長したわね…」
「ああ…元気そうでよかった」
＊＊＊
数時間でローグタウンに着いた。
私は真先に処刑台に向かった。
ここはエースのお父さん…ゴールド・ロジャーが亡くなったところ。
見た目は一般的な処刑台と何も変わらないし、ここに来るのは初めてじゃないのに、何故か見入ってしまう。
しばらくすると、急に風が強く吹き始め、激しい雨が降り始めた。
この嵐じゃグランドライン行きの船があっても出港できないんじゃ…。
ダメ元で港に向かっていると、海兵達と遭遇した。
そして、その中には知り合いの顔もあった。
『スモーカー！たしぎちゃん！』
海軍で数少ない友人の二人だ。
「……なんでお前がこんなところにいるんだ？」
……なんか、いつもに増して表情が怖いな…。
なんか取り込み中？
『休暇もらったの。スモーカーたちはなにかの任務中？』
「…これからグランドラインに入る」
『え？この街ってスモーカーの管轄じゃ……』
「話せば長くなるんですけど、訳あって麦わらの一味を追いに行くんです」
とたしぎちゃんが補足してくれた。
今、麦わらの一味って言った？
それってルフィの海賊団じゃ…？
『じゃあ、私も乗せてってよ！』
「あ？お前休暇中なんだろ」
ちょ…怖い怖い……。
『うーん、言っていいのかなこれ…。私の弟なんだ、麦わらのルフィ』
「………は？」
「えええ！？」
はは…驚くのも無理はないよね。
『ということで、久しぶりに会いたいから、一緒に乗せて行ってください！』
私は顔の前でお願いと手を合わせた。
「……ったく、仕方ねぇな」
私は心の中でガッツポーズをした。
こういう風にスモーカーは昔から私に少し甘い。
「出発するぞ。おい、荷物はそれだけか？」
スモーカーが私が持っていた鞄を見て言った。
私が頷くと何も言わずに持ってくれた。
『私もう20だよ！荷物ぐらい自分で持てるし…』
「俺からしてみればまだまだお前はガキだ」
『なっ…！』
子供扱いされるのも昔からだ。
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いろぺん(プロフ) - 森羅万象さん» ありがとうございます！そう言ってくださって本当に嬉しいです〜！過去編もぜひ！((宣伝)) (2019年4月20日 22時) (
レス) id: cdf9f329bf (このIDを非表示/違反報告)
森羅万象 - めっちゃ面白いです!はまった。。 (2019年4月20日 16時) (レス) id: 0aa74f57a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いろぺん | 作成日時：2019年3月10日 16時
