姉ちゃんの結婚により、義兄弟にセンラさんが出来ました【歌い手】

生歌発表会と幼なじみ ページ21

『んー…｢フラジール｣でいい？』


さ｢フラジール…クラアさん歌とったけ？｣


う｢さぁな…歌ってなかった気がするけど｣


『フラジールは歌みた出てないよ！本邦初公開！』


そう言うと目を丸くする2人


『んじゃあ行くよ？…くしゃくしゃになった診察券を持って…♪』


フラジールはまだ歌ってみたを出てない曲


最近覚えようと思って練習しとるから完全ではないけど…


『…僕を呑み込んでくれ〜♪…ふぅ…どう？』


う｢す、すげぇ…｣


さ｢上手すぎるやろ…｣


目を見開いて驚く渉くんと優くん。褒めてくれるん？嬉しいなぁ


でもな、


『まだ驚くのは早いよ？次は｢夢篝火｣！』


う｢マジか！俺その曲めっちゃ好きなんだよ！｣


さ｢俺も！俺も〜！｣


目がキラキラ〜ってなっていて、しっぽが横にブンブン振られてるように見えるよ


可愛ええなぁ


『ん"ん"ん"…ｽｳｯ…篝火の下に今も君の影を探すよ…♪』


これは僕が作った2曲目の曲。悲しい、悲恋の歌


好き。でも、その思いは届かない。そんな曲


『…もう叶えられないけれど、ずっと好きでした…♪…ふぅ…どうだった？…ってええっ？』


歌い終わったら2人だけでなく、千羅くんまでもが涙を流していた


な、なんで！？なんかなんか悪いことしたか？


さ｢っ…あ、れ？俺なんで泣いて…？｣


う｢気づかないうちに涙、が…？｣


セ｢ほんま、ずるいですわ…｣


そう言って涙を拭う3人。それを見てたら横から、なにかが突っ込んで来た

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