鏡花ちゃんのお姉ちゃんは暗殺教室で裏切られたそうです

私は蚊帳の外1 ページ8

｢ここがぁ、理科室ねぇ｣


さっきから、案内して貰ってるんだけどさ、制服のポッケからチラチラとカッターが見え隠れしてるんだけど…


『ありがとう、愛華ちゃん。』


まぁ、案内してくれたのには変わりないし一応お礼を言っておこう


愛｢ねぇ麗華ちゃん。愛華ねぇ、理科室に忘れ物しちゃったぁ。だからぁ、一緒に取りに行こぉ？｣


……カッターキャーか


証拠を撮っておきたいいなぁ…あ、律に頼もう！(さっき仲良くなった)


『律、理科室で映像録画をお願い』ﾎﾞｿｯ


律｢わかりました。気おつけて下さいね｣


『うん、ありがとう律』


ｶﾗｶﾗ


さぁ、どうくる？姫路愛華


｢ねぇ、麗華ちゃん。あんたさぁ目障りなのよねぇ…ちょっと可愛いからって調子のってさ。E組のお姫様は愛華なの…だから、消えて頂戴？｣


そう言ってカッターを自分の腕に___刺した


｢きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ！！｣


…五月蝿っ！


『律、録画出来てる？』


律｢はい。録画きっちりしました！あの、麗華さん、私は麗華さんの味方です！｣


『ありがとう律。』


いえいえと返す律は優しいな


ドタドタドタ


あ、誰かきた…


ｶﾞﾗｯ


莉｢どうしたの！？愛華？って血が出てるじゃん！？｣

磯｢どうした？｣


｢麗華がぁ ﾋｯｸ 愛華がぁ皆に人気でぇﾌｴｯウザイって ﾋｯｸ カッターで刺してきたのぉ ﾋｯｸ｣


違う！私は指してなんかない


でも、そんな嘘に、騙されるんだ…貴方達は


莉桜｢サイテー…｣


『ち、違う…私はやってない…』


磯｢違うじゃない。現に証拠が揃ってる｣


違う…私がやったのではない


次々に理科室に入ってくる生徒達


そして、そのほとんどがサイテーと罵声をあびせる


違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う


否定したいのに声が出ない


誰か助けて


太宰さん、国木田さん、鏡花、敦くん……作おにぃさま


『さ、く之助おにぃ…さま』


意識が薄れてく。目の前がブラックアウトした

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