鏡花ちゃんのお姉ちゃんは暗殺教室で裏切られたそうです

少女の思い出は泡沫の夢 ページ27

『治にぃ様！安吾にぃ様！作にぃ様！』


織｢麗華か、どうした？｣


シックなジャズの流れるこの店はヨコハマにあるBAR【Lupin】


『あのね、治にぃ様がお仕事しないの…』


安｢太宰くん、貴方って言う人は…また麗華ちゃんに仕事を押し付けて〜｣ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ


太｢ｷﾞｸｯ だって、書類面倒なんだも〜ん！｣


織｢太宰…｣ジー


太｢織田作までっ！？｣


之が私ポートマフィア幹部補佐、泉麗華の日常


私はこの時間が大好きだ。何でもない日に大好きな兄のような人達と集まれる。至福のひとときってやつだなぁ〜


『むぅ〜…治にぃ様のせいで私、寝れてないんだもん！お父様に怒られるのヤダ…』


安｢太宰くん！｣


太｢まぁまぁ〜麗華、こっちおいで｣


？なんだろう？


『？なぁに？それ』


差し出されたのはロケットペンダント


太｢麗華、この間誕生日だっただろう？私達からのプレゼントだよ｣


誕生日…たん…あっ、忘れてた


太｢ほら、この中に前撮った写真が入ってるんだ｣


『ほわぁ〜…ありがとう！治にぃ様、安吾にぃ様、作にぃ様！』


織｢麗華、オレンジジュース飲むか？｣


『うん！』


そうだ、あれは私の誕生日にくれた大切なもの


太｢麗華の誕生日と、これからの私達に｣




この数日後、作にぃ様は……そして私達は探偵社に入社した

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