狗巻くんが大好きな女の子のお話のその後

-21- ページ21

狗巻side


目の前で、料理を作ってくれているAに少しドキドキしてしまう。好きな子がエプロン付けて目の前て料理してたら誰だってなるはずだ。


手馴れているのか、ドンドン出来上がっていく。


フワフワと揺れるAの髪とか、スカートの裾とかか、後ろ姿でも可愛いな、なんて思ってしまう僕はやっぱり、相当Aのことが好きみたいだ。
……引かれないといいけどな。




『………すごい見てくるね。穴あいちゃいそう』



狗巻「お、おかか！」


見すぎてしまったのか、視線を感じたAは少し照れながらそういった。
見てたことが恥ずかしくなり、つい否定をしてしまった。



『え、なんでおかか…？』



狗巻「………つ、ツナマヨ」



首を傾げるAから目を逸らして、なんでもない。と答えて、ベットの方に逃げてしまった。



ゆっくり、Aの方を見てみると料理作りに戻っていた。



……あれ、ほのかにAのにおいがする。



狗巻「〜〜〜！！」



改めて、いま、部屋に名前とふたりでいることを実感した。
別に、初めてじゃないのに。




＿＿＿＿少しして、料理が完成した。
綺麗に盛り付けされてて、食べるのがもったいないな。




＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
やっぱり、狗巻くんsideは難しい！！！

-22-→←-20

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す