狗巻くんが大好きな女の子のお話

05 ページ6

休憩中。
パンダと少し話した。



『ねぇ、パンダ。今、狗巻くん腹チラしたよね』



パンダ｢よくあることだろ｣



『いやいや、何を仰る。
私は初めて見た。スマホ持ってればよかったなー。』



パンダ｢持ってたら何しようとしてたの｣



『ロック画面ににしてた』



パンダ｢持ってなくて正解だわ｣



いや、だって腹チラだよ？腹チラ！！
綺麗な白い肌だよ！？



服の裾で汗拭ったんだよ！？




『う……真希はあれをあんな至近距離で見るなんて……羨ましいがすぎる…なんであんな冷静でいられるの…て、2人こっち来てない？』



パンダ｢休憩だろ｣




『2人ともおつかれー！』



禪院｢ああ｣



狗巻｢しゃけ〜｣




じーーーーーーーーーーー




狗巻｢…？｣



『狗巻くん……。腹チラを見せてくれませんか……？』



パンダ｢腹チラを見せるってなんだよ。わざと見せるのは腹チラじゃねぇよ｣



『うるせぇ！
た、頼みます……！裾でちょこーっと汗を拭うだけでいいんで』



狗巻｢おか｢棘、棘｣……？｣



ん……何やら、パンダが狗巻くんに何かを吹き込んでる。変な知識入れたら許さんぞ。




狗巻｢……しゃけ｣
『え？』



めちゃくちゃ私に近寄って、腹チラをしてくれた。
……本当に服の裾で汗を拭いている。そして軽く見下ろす様にニヤッと笑いながら、片方の手で口元を見せる。



『えっ、ちょっっ、え…あの、えっ、ﾑﾘﾑﾘﾑﾘ……刺激が強い……っひょ、』



禪院｢……なにやらせてんだよ、パンダ｣




パンダ｢いやぁ、反応が面白いかなぁって｣




『うぅ……好き……抱いて……』



狗巻｢お、おか、か！｣




禪院｢…お？珍しく棘が動揺してる｣



パンダ｢…これは、面白いものが見れたな｣

06→←04

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す