狗巻くんが大好きな女の子のお話

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『ねえねえ、狗巻くん。次の日曜日、休みだよね？』



狗巻「しゃけ！」



『よかったら…だけどさ、一緒にでかけませんか！！！』



頭を90度下げ、手を差し伸べる。



狗巻「しゃけしゃけ〜！」



視線は下だから、多分だけど、両手で手を握ってくれたと思う。いや、見なくても感覚…じゃない、感触だ。感触でわかる。



『ほんと！？』



バッと顔を上げると、ニコニコしながら「しゃけ〜！」と言ってくれた。え、可愛いなｵｲ。



『やった〜！楽しみ！狗巻くんの行きたいところ行こ！地獄の底であろうが行くよ！』



まぁ、今日は金曜日。来週の日曜まで、9日もある、ん？10日だっけ？ま、あいいや。いや、よくないけど、1週間以上あるのは確かだ。



狗巻「おかか……こんぶ」





『え、私の行きたいところでいいって？うーん……分かった！じゃあ、考えとくね！』




野薔薇とかにいい感じの店聞いてみよう。そして、可愛い服買いに行くのについて行ってもらおう。コーデしてもらおう。




『…へへ、楽しみだなぁ、本当に楽しみ！』




何処がいいかなー。
定番(?)の、遊園地とか水族館とか？それとも動物園？でも、普通にショッピングモールでお店見るのもいいよねー！あ？、でもでも、狗巻くんの部屋で映画見るのもいいかも！いやー、流石に部屋に行くのは段階が早いか…？って、何度も行ったことあるんだっけか？ハハッさっきから脳内忙しいな私。




狗巻「ツナマヨ？」



『そりゃあ、楽しみだよ！大好きな、狗巻くんとおデートだよ！大好きな！！狗巻くんと！！デート！！』




狗巻「こ、こんぶ…」




え、照れてる？？照れてない？？はっ、可愛いなｵｲ

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