狗巻くんが大好きな女の子のお話

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狗巻side


連れ出てきたのはいいものの、どうしたらいいんだろう…。
部屋に連れていくのは(僕が)マズイし、Aだって驚くだろう。



狗巻｢…………｣



嫌われたら、立ち直れない



早歩気で歩いていた足を止める。
……僕は、ここからどう切り出せばいいんだろう。



立ち止まったせいか、Aが僕の背中にぶつかった。





狗巻「…………明太子」




本当に、憂太に話を聞いてもらってただけだろうか。
…やっぱり、不安だ。それ以外の事があったんじゃないか、って




『え…？いや、その…私は、憂太の言う通り、話聞いてもらってただけで……』




狗巻「すじこ…高菜？」



……じゃあ、何の話？
僕には言えない話？憂太じゃなきゃダメな話？



『何の話かって……それは……狗巻くんに、話せないってわけじゃないけど……』





狗巻「…高菜？」



……けど？





Aはしばらく黙って、ゆっくり口を開けた





『…………狗巻、くん。




あのね＿＿＿＿＿＿＿』




僕の目を見た後、少し逸らした




『私、狗巻くんに謝りたくて…
この前の任務の時、狗巻くんが無事ならいいって思って、酷いことして…手荒なことした上に、自分勝手な行動を取っちゃって。
………でもその後、狗巻くんに嫌われたらどうしようって…思っちゃって、会って話すのが辛くて…、』




後半につれ声が小さくなって、Aの目から涙が零れていた。




狗巻｢………いく、ら｣





戸惑ったけど、ゆっくり手を近づけた。




服の袖で涙を拭うと、驚いた表情で僕の方を見た。





狗巻｢…………明太子、高菜｣





『！………ほ、本当に？』






狗巻｢しゃけ｣





嫌うわけないよ、伝えると安心したように微笑んだ。




……でも、僕には伝えないといけないことがもう1つあるんだ。



＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
ヒット数すごい……
こんな数、久しぶりに見ました……！
ありがとうございます！嬉しいです！
皆さんの、期待に応えれるような作品にできれば
いいな、と思います。
これからも、この作品も宜しくお願い致します！

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