狗巻くんが大好きな女の子のお話

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『うぇ〜疲れたぁ〜』



大の字で地面に倒れる。



あぁ、風を感じる。私は風の中スバルなのかもしれない。いや、何言ってんだ？



パンダ｢よく棘の前でそんな格好できんな｣



『いま、狗巻くんは真希と特訓中でしょー。だから、私なんて眼中に入ってないってー』



適当に返しながら空を見上げる。
雲ひとつない、晴天だ。



『もし、こんな格好見られたら嫌われちゃうかなー。』




パンダ｢……大丈夫だろ。
棘が、そんなことで人を嫌うと思う？｣



『思わないけど……ちょっと引かれちゃかなーって。』



パンダ｢……ま、Aが思ってるほど、棘はAの事嫌ってないけどな。｣



だったらいいけどなぁ〜。



『……やっぱり、狗巻くんはかっこいいね。』



パンダ｢可愛いっていったりかっこいいっていったり忙しいな｣



『はぁ……』



ゆっくりと目を閉じる。
何となくだ。気温が丁度よく心地よい。寝ることが許されるなら寝れてしまいそうだ。その時は、狗巻くんと一緒に寝たいな。



パンダ｢……あ、じゃあ俺戻るから。
Aはもう少し休憩してていいよー｣



へーい、と適当に返す、目は閉じたままだ。

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