☆☆変わり者☆☆

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Aside



時刻は7時



遊園地開園時間まで2時間もある



赤葦｢あ、そういえばもうすぐテストだよね｣



『……そうだね』



赤葦｢Aの苦手な教科ってなに？｣



『……全部』



赤葦｢……中でも苦手なのは？｣



『英語ですかね。日本人なのでできません』



赤葦｢教えてあげるよ｣



『え』



そういって、英語の教科書とルーズリーフと筆記用具を取り出した



……すごい、ちゃんと持ち帰ってるんだ



私全教科置き勉ですぞ




『……あれ、メガネかけるんだね。』



赤葦｢いつも授業の時つけてますが｣




『…ごめん、興味なくて見てなかった』




赤葦｢正直だよね。Aって｣




ありがとう、と言うと｢褒めてない｣ってデコピンされた




痛ひ




赤葦｢英語は教科書読んでたらできるってわけじゃないからね｣



『英語だから読めないけどね』




あ、めっちゃ今呆れなかった？




赤葦｢とりあえず、ほらシャーペン握って。学校サボんだからその分やるよ｣



『だったら学校行くし……』



赤葦｢マンツーマンだかいいでしょ？｣



『この家庭教師やだ……』





そして、ジュース飲みながら勉強教えて貰ってたらいつの間にか2時間たっていた




……悔しいけど、わかりやすい。




赤葦｢これで、英語80点以上取れなかったら許さないよ｣



『……ﾊｲ』



無理ですよ？80なんて。50でも、怪しいんですけど




赤葦｢取れたら、いいものあげるから｣



『……あんまり期待出来ませんけどね』



赤葦｢ほら、時間なったから行くよ。
デート、行こう｣




『……うん』



その後、赤葦が払って、お金返そうとしても無視された





赤葦｢女の子……ましてや、好きな子に払わせるなんてこと、俺はしないよ｣




『〜〜〜〜！
なんなのこいつ！！』




赤葦｢ん？Aの彼氏｣




本当簡単にそういうこと言うよね





はぁ……心臓がいくらあっても足りないです

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