検索窓
今日:63 hit、昨日:349 hit、合計:266,767 hit

ダイアゴン横丁02 ページ9

セレナの冴えない表情に、ハグリッドは少し不思議そうな顔をするも何かに気がついたのか、慌てて謝罪した。

「すまねぇ、お前さんが《あの日》の事を知っちょるとは思わなんだ」

ハグリッドの言葉にセレナは苦笑し首を横に振った。
哀れんで欲しいわけじゃない。何せ自分は育ての親が居てくれたし、ホグワーツの古株の教員に自分を知らないものは居ないくらい重宝されている。
そのくらい大切に扱われたのだ。

ただ、自分を残してまで親友の子供を救ったという事実が受け入れ難いのと、英雄などと持て囃されて高慢ちきになっているに違いない。
そんな思いがあったからだ。

事実、そんな最低なやつだったとしたら、腸が煮えくりかえるだけでーーー。

そんな時だった。マダム・マルキンの洋装店から眼鏡をかけた少年が駆け寄ってきた。

「ハグリッド、おまたせ!」

そうハグリッドに笑顔を向けて声をかけた少年は、よくよく見ると彼の身丈に合わぬダボついた服にボロボロの眼鏡をかけていた。

この子があの《ハリー・ポッター》?

セレナは失礼だとわかっていながらも、少年の姿をジロジロと見つめた。
あまりにも自分の想像と違う出で立ちに絶句する。

食い入るように見すぎたのか、少年はセレナの存在に気付くと戸惑ったように目線を泳がせた。

「えっと…君は?」
「あ、あぁ…ごめん。ハグリッドさんの知り合いのセレナ・ウィンクルムです。貴方と同じく今年からホグワーツに入学するの、よろしくね!」

軽く自己紹介をして握手を求めると、少年はおずおずと…しかし、どこか嬉しそうに微笑んでセレナの手を取った。

「僕、ハリー・ポッター。僕も今年から入学するんだ!えっと…今まで、マグル?と一緒に住んでて、何もわからなくって…。だから教えてくれると嬉しいな」
「…うん、よろしくハリー。教えられることがあれば何でも教えるよ!」


セレナは想像と違う《魔法界の英雄》の姿に戸惑った。
想像よりも爽やかで可愛らしい印象だったからだ。

握手を交わすセレナとハリーにハグリッドは何か言いたそうだったが、互いに初めての友達となるかもしれないため口を噤んだ。

結局、セレナもハグリッドと共にハリーの入学準備を手伝うこととなった。
ハリーは道中、ずっとセレナに魔法界のことを聞いては一喜一憂していた。ホグワーツの寮のこと、クィディッチのこと、授業のこと…。

特に寮のことを話すと、僕は絶対スリザリンだと悲観した。
ハリーは両親のことも知らないらしい。

ダイアゴン横丁03→←ダイアゴン横丁01



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (130 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
454人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

レン(プロフ) - 潤華さん» 潤華さん、初コメありがとうございます!お褒めの言葉嬉しいです☺️引き続き、応援よろしくお願いします! (2月5日 7時) (レス) id: 38d4befbfc (このIDを非表示/違反報告)
潤華 - とっても面白いです!!!♡♥ (2月4日 20時) (レス) id: 9eceefbc71 (このIDを非表示/違反報告)
レン(プロフ) - カケオレさん» コメントありがとうございます!この時代にもニュートが居たので是非からませたいと欲望が出てしまいました笑今後も出てきますので楽しみにしててください! (2023年3月20日 21時) (レス) id: 38d4befbfc (このIDを非表示/違反報告)
カケオレ - ニュートが出てきた瞬間叫んでしまいましたよ (2023年3月20日 7時) (レス) @page11 id: 1b32a494c8 (このIDを非表示/違反報告)
レン(プロフ) - †NANA†さん» ご指摘ありがとうございます!遅ればせながら修正致しました(^^) (2023年2月10日 20時) (レス) id: 38d4befbfc (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:レン | 作成日時:2022年7月3日 9時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。