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真夜中の決闘11 ページ49

「フィルチを巻いたと思うよ」

冷たい壁に背を預け額の汗を拭いながらハリーは息を弾ませて言った。
その言葉に、ハーマイオニーは胸を押えてハリーとロンを睨みつける。

「だから、そう...言ったじゃない。マルフォイに嵌められたのよ。ハリー、貴方もわかっているんでしょう?初めから来る気は無かったんだわ。

マルフォイが告げ口したのよ。だからフィルチはトロフィー室に誰かが来ることを知ってたのよ」

ハーマイオニーの言葉は最もだった。けれどもそれを素直に認めてしまいたくないハリーとロンは苦い顔をするだけだった。

行こう。この場を早く離れて寮に戻ろうとハリーが言ったが、そうは問屋が卸さないらしい。
ドアの取っ手がカチャカチャなったかと思うと、突然教室から何かが飛び出してきた。

「真夜中にフラフラしてるのかい?一年生ちゃん。チッチッチッ、悪い子悪い子捕まるぞ」

ピーブスだ。四人を見ると歓声を上げた。
穏便に済ませたいハリーたちは懇願するしかなかった。

「黙っててくれたら捕まらずにすむよ。お願いだ、ピーブス」
「フィルチに言おう。言わなくちゃ。君たちのためになることだものね」

ピーブスは最もらしいことを言っているが、ニヤニヤと意地悪な目付きをしていた。
そんなどっちつかずな態度に、ロンは痺れを切らして立ち上がる。
セレナは嫌な予感がしてロンのローブを引っ張り制止しようとしたが「退いてくれよ」と払い除けるように怒鳴ってしまった。

ーーーこれが間違いだった。

ピーブスは「生徒がベッドから抜け出した!《妖精の魔法》教室の廊下にいるぞ!」と大声で叫び出したのだ。

四人は慌てて逃げ出すと、廊下の突き当たりでドアにぶち当たった。
ーーー鍵がかかっている。

セレナが杖を取り出す前にハーマイオニーがハリーの杖をひったくるように奪い《アロホモラ》を唱えると、鍵がカチャリと開いた。
四人はなだれ込むようにして急いで扉を閉めると、セレナ以外の三人はドアに耳を当て廊下から聞こえる声に集中しだした。

ドアの向こう側の様子に気を取られている三人を他所に、セレナは目の前にいる黒い大きな影を息を潜めてジーッと見つめた。

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レン(プロフ) - 潤華さん» 潤華さん、初コメありがとうございます!お褒めの言葉嬉しいです☺️引き続き、応援よろしくお願いします! (2月5日 7時) (レス) id: 38d4befbfc (このIDを非表示/違反報告)
潤華 - とっても面白いです!!!♡♥ (2月4日 20時) (レス) id: 9eceefbc71 (このIDを非表示/違反報告)
レン(プロフ) - カケオレさん» コメントありがとうございます!この時代にもニュートが居たので是非からませたいと欲望が出てしまいました笑今後も出てきますので楽しみにしててください! (2023年3月20日 21時) (レス) id: 38d4befbfc (このIDを非表示/違反報告)
カケオレ - ニュートが出てきた瞬間叫んでしまいましたよ (2023年3月20日 7時) (レス) @page11 id: 1b32a494c8 (このIDを非表示/違反報告)
レン(プロフ) - †NANA†さん» ご指摘ありがとうございます!遅ればせながら修正致しました(^^) (2023年2月10日 20時) (レス) id: 38d4befbfc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:レン | 作成日時:2022年7月3日 9時

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