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真夜中の決闘05 ページ43

「貴女は怪我はないの?」

ネビルが治療を受けているのをぼんやりと眺めていると、マダム・フーチがセレナに声をかけた。
その鷹の目に似た黄色い眼からは心配の色が映っている。

「あ…はい。私は大丈夫ですフーチ先生。あの先生、すみませんでした。勝手なことをして…」
「まったくです!今回は二人とも無事だったから良いものを…何かあってからでは遅いんですよ!」
「はい、すみませんでした。…それで、私は退学ですか?」

いっそのこと一思いにとセレナは覚悟を決めて目を瞑り、彼女からの言葉を待った。
しかしマダム・フーチからは呆れたように溜息を吐き、セレナの肩に手を置いた。

「危険な行為とはいえ、一人の命を救ったのです。貴女には罰則を与えざるを得ませんが、退学はしません。
そして、ロングボトムは勝手な行動をとったため五点減点とし、貴女の友を助けた勇気を称えグリフィンドールに十点加点します」

「ありがとうございます」

マダム・フーチの恩情に礼を言うと、ちょうど医務室の扉を叩く音がした。

「こちらにミス・ウィンクルムはいませんか?」

―――マクゴナガル先生だ。
誰か怪我でもしたのだろうかとセレナがマクゴナガルの後ろにいる生徒の姿を見て、驚愕した。

「ハリー!?」

思わず声を出して駆け寄ると、ハリーは酷く青ざめた表情でセレナに言った。

「セレナ…。僕もう駄目かもしれない」
「一体、何があったの?だって、フーチ先生が飛んじゃダメだって…」
「そうなんだけど…あの後、マルフォイがネビルの思い出し玉を取って空に逃げたから、追いかけて取り返したんだ。そしたらマクゴナガル先生が見ていて…」

ハリーが事の顛末を話し終えチラリとマクゴナガルを見ると、マダム・フーチと何やら会話してフーチが何かを了承して首を縦に振った。

「ポッター、ウィンクルム。二人ともついてらっしゃい」

ハリーと二人で顔を見合わせ首をひねっては大人しくついて行く。
セレナには既に罰則付きの得点を得ているため退学の話ではないと思い込んでいるが、ハリーはどうなるのだろうか…。

訳の分からないままついて行くと、とある教室についた。ここは「妖精の魔法」の教室だ。
マクゴナガルが扉を少し開き、フリットウィックに話しかけている会話をハリーとセレナは盗み聞きした。

「フリットウィック先生。申し訳ありませんが、ウッドをお借りできませんか」

ウッド?木の棒?とハリーと共に再度首を傾げていると、現れたのは逞しい体つきの先輩だった。
どうやら彼が《ウッド》らしい。

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レン(プロフ) - 潤華さん» 潤華さん、初コメありがとうございます!お褒めの言葉嬉しいです☺️引き続き、応援よろしくお願いします! (2月5日 7時) (レス) id: 38d4befbfc (このIDを非表示/違反報告)
潤華 - とっても面白いです!!!♡♥ (2月4日 20時) (レス) id: 9eceefbc71 (このIDを非表示/違反報告)
レン(プロフ) - カケオレさん» コメントありがとうございます!この時代にもニュートが居たので是非からませたいと欲望が出てしまいました笑今後も出てきますので楽しみにしててください! (2023年3月20日 21時) (レス) id: 38d4befbfc (このIDを非表示/違反報告)
カケオレ - ニュートが出てきた瞬間叫んでしまいましたよ (2023年3月20日 7時) (レス) @page11 id: 1b32a494c8 (このIDを非表示/違反報告)
レン(プロフ) - †NANA†さん» ご指摘ありがとうございます!遅ればせながら修正致しました(^^) (2023年2月10日 20時) (レス) id: 38d4befbfc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:レン | 作成日時:2022年7月3日 9時

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