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魔法薬の先生08 ページ38

ハリーの言葉に、ハグリッドがあからさまに反応したにも関わらず、何も言葉にすることは無かった。
そんなハグリッドの様子に、ハリーはもちろんのことセレナも不信感を抱いた。

「あー…お前さんたち、もうすぐ夕食の時間だ。ほれ、これ持ってけ。また来てくれよな」

ハグリッドは時計を見るなりロックケーキを三人に渡して、追い出すように小屋から出ることになった。

城をめざしながらも先程のハグリッドの様子が気になるハリーとセレナは、先程のことを思い出しながら話し始めた。

「ハグリッドのあの反応…やっぱりなにか隠してる」
「ハリーもそう思う?…ハグリッド自身、口を滑らせないよう夕食を口実に追い出したんだろうけど」
「僕、あの日、ハグリッドが金庫から小さな包みを取り出したのを見てるんだ。ダンブルドア校長の指示だって」
「それは絶対何かあるね」

「二人とも、僕もうお腹がペコペコなんだ。早く行こうぜ」

二人がうーんと考え込んでいると、蚊帳の外にいたロンが情けない声を出すと共に、お腹からグウゥと音が鳴った。
ハリーとセレナは顔を見合わせ吹き出し笑うと、行こうかと二人でロンの背中を押した。






夕食をハリーとロンとで食べ終え寮の自室に戻ると、ハーマイオニーが自分の机からチラチラとこちらを伺うように見ていた。

…何かあっただろうか。

「あー、ハーマイオニー?どうしたの?」
「なっ!?どうしたの?ですって?もう!こっちは魔法薬学の授業で、あんな事あったから心配してたのに!」

セレナの言葉は彼女の怒りを買ったようだ。猫が威嚇するようにシャーシャーと怒るハーマイオニーに、セレナはただただ項垂れた。

セレナにとって、友達に怒られることも心配されることも初めてで、正直なところどうすればいいのか分からないのだ。

セレナは珍しくもポツポツと小さな声で言った。

「ごめん、ハーマイオニー。怒って暴走したのも、押し付けるように薬の提出をさせたのも悪かったと思ってる。…だから許してくれない?」
「はぁ…もういいわ。本当のところそんなに怒ってないの、ただ心配しただけ。だってそうでしょ?何だって軽々とこなす貴女が、初めて感情的になったんだもの…驚いたわ」

やれやれと呆れ笑うハーマイオニーは、おいでと言わんばかりに手招いた。
セレナは戸惑いながらも近寄ると、ハーマイオニーが優しく抱きしめた。彼女の表情は見えないが、クスクスと笑い声がしたため本当に怒っていないのだろう。
セレナは漸く方の力を抜いた。

「これで仲直りでいいかしら?」
「ハーマイオニー…うん、ありがとう」

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レン(プロフ) - 潤華さん» 潤華さん、初コメありがとうございます!お褒めの言葉嬉しいです☺️引き続き、応援よろしくお願いします! (2月5日 7時) (レス) id: 38d4befbfc (このIDを非表示/違反報告)
潤華 - とっても面白いです!!!♡♥ (2月4日 20時) (レス) id: 9eceefbc71 (このIDを非表示/違反報告)
レン(プロフ) - カケオレさん» コメントありがとうございます!この時代にもニュートが居たので是非からませたいと欲望が出てしまいました笑今後も出てきますので楽しみにしててください! (2023年3月20日 21時) (レス) id: 38d4befbfc (このIDを非表示/違反報告)
カケオレ - ニュートが出てきた瞬間叫んでしまいましたよ (2023年3月20日 7時) (レス) @page11 id: 1b32a494c8 (このIDを非表示/違反報告)
レン(プロフ) - †NANA†さん» ご指摘ありがとうございます!遅ればせながら修正致しました(^^) (2023年2月10日 20時) (レス) id: 38d4befbfc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:レン | 作成日時:2022年7月3日 9時

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