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魔法薬の先生06 ページ36

まるで挑発かのような言い方に、グリフィンドール生はおろか、スリザリン生までも戦慄した。
近くにいたネビルは恐怖で既に涙目になっている。

セブルスは自分を睨みつけるセレナを見て、誰かと重ねた。

「その傲慢な態度、まるで…

いや、何でもない。ウィンクルムの生意気な態度にグリフィンドール一点減点。しかし、薬の出来により二点加点とする」

セブルスは踵を返して教壇に戻ると、ダンッとテーブルを叩いた。
セレナ以外の生徒がビクリと跳ね上がり、怖々とセブルスの方へ顔を向けた。

「他の者は出来たのかね?出来た者から提出し、授業終了とする」

その言葉にそろそろとテーブルに各自戻ると、授業を再開するもの、提出するものが散り散りとなった。
セレナはハーマイオニーに小瓶に移していた薬を手渡して早々に教室から出ていくも、その後ろ姿はどこか寂しげで、誰も容易に追いかけることが出来なかったーーー。



セレナはボーッと虚ろな目をしながら湖の前で佇んでいた。
湖に映る自分の顔が、酷く歪んでいる。

父の授業を初めて受けることにあれ程ウキウキしていたのに、ハリーを何故か苛め、自分といえば父に反抗的になり逃げるように教室から出てきてしまった。

「これからコレが毎回あるのか…」

酷く憂鬱な気分になっていると、セレナ!と大きな声で呼ぶ声が聞こえてきた。
振り向くと、ハリーとロンが額に汗をかいて走ってこちらに向かってくる姿が見える。

「はぁ、はぁ…探したよセレナ」
「ほんと、授業終わってからずっとここにいたのか?」
「ご、ごめん」

謝ると、ハリーはへらりと安心したように笑い、ロンはやれやれといったような呆れた表情をした。

「ほら、僕たちハグリッドのところに行くって約束したでしょ?それでセレナを探してたんだ」
「なのに君ったら、授業が終わって寮にいるのかと思えば全然いないし!ゴーストや絵にまで話しかけて探したんだぜ?」
「本当にごめん。二人には声掛けたら良かったんだけど、その約束さえも忘れるほど、怒ってたっていうか…」

セレナの申し訳なさそうな、しかし心の内を明かした言葉にハリーとロンは顔を見合わせてニッと笑った。

「あの時のセレナ、最高にかっこよかったよ!」
「ネビルに大鍋ごとぶっかけた時!みーんな、ビックリして声出てなかったよね!」
「あのスネイプさえ、目が点だった!」
「そうそう、見た?セレナが出ていった時のスネイプの顔!すっごく落ち込んでた!」

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レン(プロフ) - 潤華さん» 潤華さん、初コメありがとうございます!お褒めの言葉嬉しいです☺️引き続き、応援よろしくお願いします! (2月5日 7時) (レス) id: 38d4befbfc (このIDを非表示/違反報告)
潤華 - とっても面白いです!!!♡♥ (2月4日 20時) (レス) id: 9eceefbc71 (このIDを非表示/違反報告)
レン(プロフ) - カケオレさん» コメントありがとうございます!この時代にもニュートが居たので是非からませたいと欲望が出てしまいました笑今後も出てきますので楽しみにしててください! (2023年3月20日 21時) (レス) id: 38d4befbfc (このIDを非表示/違反報告)
カケオレ - ニュートが出てきた瞬間叫んでしまいましたよ (2023年3月20日 7時) (レス) @page11 id: 1b32a494c8 (このIDを非表示/違反報告)
レン(プロフ) - †NANA†さん» ご指摘ありがとうございます!遅ればせながら修正致しました(^^) (2023年2月10日 20時) (レス) id: 38d4befbfc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:レン | 作成日時:2022年7月3日 9時

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