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魔法薬の先生03 ページ33

ハリーに返事した後、直ぐにハーマイオニーに呼ばれて大広間を出ると、地下牢で行われる魔法薬学の授業に向かった。

まだ教室には誰も来ておらず、セレナは先程から反応の冷たいハーマイオニーに声をかけた。

「あー、ハーマイオニー?やっぱり怒ってる?」
「“やっぱり”?貴女はなにか怒られるようなことをしたのかしら?」
「してないっちゃしてないけど、でも…」

「お生憎様、私別に貴女に怒ってるわけじゃ無いわ!だって私と出会う前から貴女たちは仲が良かったもの…。それを私があの人たちから奪ってしまっただけで」

「奪う」だなんてとセレナは苦笑した。これじゃあ自分自身が物みたいに扱われてる気がしたし、ハーマイオニーと同等に扱わていない気もした。
彼女はどこか自分を卑下する言葉をチラホラと口にする癖があった。

「私が好きでハーマイオニーといるのに、奪うだとか言わないでよ。私は物じゃない。私は私の意思で、貴女といるんだから」
「…ごめんなさい」

素直に謝ってくれたハーマイオニーの頭をポンポンと撫でて、授業の開始まで静かに待つことにした。


ーーー数十分後、生徒たちも集まり全員座り終えた時に漸くセブルスが現れた。
セレナは姿勢を正して出欠をとるセブルスを優しく見つめると、居心地悪そうにセブルスは名前を読み上げていった。

しかし、それはハリーの名前を呼んだ時、ガラリと雰囲気が変わった。


「ああ、さよう。ハリー・ポッター…我らが新しいスターだね」

聞いたこともないようなセブルスの猫なで声に、セレナは困惑した。
スリザリン生のクスクスとした笑い声が嫌に耳に障り、今すぐにでも耳を閉じたかった。

「このクラスでは、魔法薬調剤の微妙な科学と、厳密な芸術を学ぶ。このクラスでは杖を振り回すような馬鹿げた事はやらん

ーーー我輩が教えるのは、名声を瓶詰めにし栄光を醸造し、死にさえ蓋をする魔法である。ただし、我輩がこれまでに教えてきたウスノロ達より諸君がまだマシであればの話だが…」

あまりにも今まで接してきたセブルスとの違いに、セレナはここから一刻も離れたかった。
彼の瞳が優しさを映さず闇深くとても冷たい瞳に自分の姿を写して欲しくなかったからだ。

「ポッター!!」

彼の冷たく棘のような声にセレナは肩を震わせ、隣に座るハリーと対峙するセブルスを交互に見つめた。

どうしてハリーに冷たくするの?
父上はリリーさんのことを大切に思っていたのに…。

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レン(プロフ) - 潤華さん» 潤華さん、初コメありがとうございます!お褒めの言葉嬉しいです☺️引き続き、応援よろしくお願いします! (2月5日 7時) (レス) id: 38d4befbfc (このIDを非表示/違反報告)
潤華 - とっても面白いです!!!♡♥ (2月4日 20時) (レス) id: 9eceefbc71 (このIDを非表示/違反報告)
レン(プロフ) - カケオレさん» コメントありがとうございます!この時代にもニュートが居たので是非からませたいと欲望が出てしまいました笑今後も出てきますので楽しみにしててください! (2023年3月20日 21時) (レス) id: 38d4befbfc (このIDを非表示/違反報告)
カケオレ - ニュートが出てきた瞬間叫んでしまいましたよ (2023年3月20日 7時) (レス) @page11 id: 1b32a494c8 (このIDを非表示/違反報告)
レン(プロフ) - †NANA†さん» ご指摘ありがとうございます!遅ればせながら修正致しました(^^) (2023年2月10日 20時) (レス) id: 38d4befbfc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:レン | 作成日時:2022年7月3日 9時

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