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組み分け帽子08 ページ30

引率のパーシーにぞろぞろと着いて行きながらセレナは迷わないようにと必死に道を覚えていく。
大広間を出て大理石の階段を登って、引き戸の影とタペストリーの裏の隠しドアを二枚くぐりぬけ…階段を登りに登って、覚えられるか不安になってきたところで、皆の動きが止まった。

「ピーブスだ、ポルターガイストのピーブスだよ。姿を見せろ!」

パーシーに脅されながら名前を呼ばれた《ピーブス》は、ポンと音を立てて現れた。
意地悪そうな暗い目の大きな口をした小男が、胡座を描き杖の束を抱えている。
パーシーとピーブスは押し問答した後、ピーブスはネビルに一つ頭の上に杖を落とし消えていった。

「ピーブスを操れるのは《血みどろ男爵》だけなんだ。監督生の言うことでさえ聞きゃしない。...さあ着いた」

廊下の突き当たりには、ピンクのドレスを着飾ったふくよかな女性の肖像画が掛けられていた。《太った婦人(レディ)》というらしい。

その肖像画にパーシーが《カプートドラコニス》と唱えると、肖像画が扉のように開き奥に進むと心地よさそうな暖色系の色で統一された円形の部屋に出てきた。

「ここがグリフィンドールの談話室で、そこから先はそれぞれ女子寮と男子寮に分かれている」

パーシーの言葉に、セレナは寝落ち寸前のハリーを託した。二人ともフラフラな足取りで男子寮に向かっていくのを見送ったあと、女子寮へと向かった。

階段を昇っていくと既に三人入室しており、そこには見知った女の子、ハーマイオニーがいた。

「あぁ、セレナ!貴女と一緒の部屋なんて最高だわ!」

ハーマイオニーが勢いよく抱きついてきたのを受け止める。
彼女の喜びようにセレナも自然と笑みがこぼれた。

「私もハーマイオニーが居てくれてホッとしたよ。…ところで、そちらのお二人は?」
「私はラベンダー・ブラウン」
「パーバティ・パチルよ。レイブンクローに双子の妹がいるの」
「私はセレナ・ウィンクルム。二人ともよろしく」

セレナはパーバティとラベンダーとも握手を交わすと、夜も遅いということでそれぞれ自分のベッドへと向かっていった。

深紅のビロードのカーテンが掛かった、四本柱の天蓋付きの豪華なベッドだ。
ベッド横にはクローゼットとドレッサーテーブルが備え付けられており、ベッドを挟んで反対側は出窓で景色を見るには最高の場所だとセレナは思った。

疲れもピークに達し、セレナはいそいそとベッドに潜り込むと、死んだように眠りについた。
明日からの授業が楽しみだーーー。

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レン(プロフ) - 潤華さん» 潤華さん、初コメありがとうございます!お褒めの言葉嬉しいです☺️引き続き、応援よろしくお願いします! (2月5日 7時) (レス) id: 38d4befbfc (このIDを非表示/違反報告)
潤華 - とっても面白いです!!!♡♥ (2月4日 20時) (レス) id: 9eceefbc71 (このIDを非表示/違反報告)
レン(プロフ) - カケオレさん» コメントありがとうございます!この時代にもニュートが居たので是非からませたいと欲望が出てしまいました笑今後も出てきますので楽しみにしててください! (2023年3月20日 21時) (レス) id: 38d4befbfc (このIDを非表示/違反報告)
カケオレ - ニュートが出てきた瞬間叫んでしまいましたよ (2023年3月20日 7時) (レス) @page11 id: 1b32a494c8 (このIDを非表示/違反報告)
レン(プロフ) - †NANA†さん» ご指摘ありがとうございます!遅ればせながら修正致しました(^^) (2023年2月10日 20時) (レス) id: 38d4befbfc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:レン | 作成日時:2022年7月3日 9時

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