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九と四分の三番線02 ページ17

ーーー再びコンパートメントの扉が開いた。
赤毛の子の兄だろうか、双子の少年だ。

「おい、ロン!俺たち車両の真ん中辺りまで行くぜ。リー・ジョーダンがでっかいタランチュラを持ってるんだ」
「わかった」
「ハリー。自己紹介したっけ?僕たちフレッドとジョージ・ウィーズリーだ。こいつは弟のロン。じゃあまた後でな!」

双子の言葉にハリーとロンと呼ばれた少年はバイバイと答え、嵐のように去った双子を見送った。
ロンは双子の言葉に耐えられなかったのか、ハリーに「本当にハリー・ポッターなの?」と珍しいものを見るような目で見た。

ハリーは頷くと、ロンは続けざまに額の傷があるのかと問いかけた。
セレナは彼を失礼なやつだと思いながらも、経緯を見守ることにした。

「あるよ、ほら。…でも何も覚えてないんだ。緑の光がいっぱいだったのを覚えてるけど、それだけ」

前髪をかきあげてロンに見せるそれは、稲妻模様のような痛々しい傷痕だった。
ハリーの両親、セレナの母の犠牲をもってしても刻まれた傷をセレナは思わず触れていた。

「えっ、あ、セレナ?」
「あっ...ごめん。痛そうだなと思って」
「ううん!全然痛くないよ、大丈夫!」

顔を真っ赤にしてハリーがセレナに声をかけると、ハッと夢から覚めたかのように目を見開き謝ると、何故かハリーが慌てふためいた。

そんな二人の様子を見ていたロンは、どこか恥ずかしそうに、頬を少し染めてモジモジとしていた。

「...二人は恋人なの?」
「「へっ!?/ん?」」

ロンの言葉にハリーは顔を先程よりも真っ赤にして、対してセレナはなんてことないような顔をしていたため、対照的な表情をした二人を見てロンは思った。

ーーーハリー、頑張れ。

「そ、そういえば二人ともちゃんと自己紹介してないでしょ?ロン、彼女はセレナ・ウィンクルム」
「セレナって気軽に呼んで」
「僕はロナウド・ウィーズリー。ロンでいいよ」

話題を変えようとハリーがセレナを紹介した。
その時《彼女》という言葉を少し強く言ったように聞こえたが、セレナは気にせずロンに握手を求め、ロンもそれに応えた。

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レン(プロフ) - 潤華さん» 潤華さん、初コメありがとうございます!お褒めの言葉嬉しいです☺️引き続き、応援よろしくお願いします! (2月5日 7時) (レス) id: 38d4befbfc (このIDを非表示/違反報告)
潤華 - とっても面白いです!!!♡♥ (2月4日 20時) (レス) id: 9eceefbc71 (このIDを非表示/違反報告)
レン(プロフ) - カケオレさん» コメントありがとうございます!この時代にもニュートが居たので是非からませたいと欲望が出てしまいました笑今後も出てきますので楽しみにしててください! (2023年3月20日 21時) (レス) id: 38d4befbfc (このIDを非表示/違反報告)
カケオレ - ニュートが出てきた瞬間叫んでしまいましたよ (2023年3月20日 7時) (レス) @page11 id: 1b32a494c8 (このIDを非表示/違反報告)
レン(プロフ) - †NANA†さん» ご指摘ありがとうございます!遅ればせながら修正致しました(^^) (2023年2月10日 20時) (レス) id: 38d4befbfc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:レン | 作成日時:2022年7月3日 9時

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