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ダイアゴン横丁05 ページ12

セレナは有頂天になりながら、集合場所であるオリバンダーの店に向かっていた。

何せ、ホグワーツの教科書として指定されている著者《ニュート・スキャマンダー》と出会ったからだ。
あの後、魔法生物についてまた話し合おうとお互い連絡先を交換し、ニュートは先に店の外に出ていってしまった。

...どうやら奥さんとのデート中らしい。

その関係性に素敵だなと憧れを抱きながらオリバンダーの店の前に着くと、ちょうど杖選びを終えたハリーがどこかボーッとしながら店から出てきた。


「ハリー?どうしたの?」
「…僕は何も知らないのに、クィレル先生も、オリバンダーさんも何かに期待してる。有名だって言うけれど、何が僕を有名にしたかさえ覚えてないんだよ。...僕の両親が死んだ夜も、僕、何が起こったのかも覚えてない...」

声をかけると、魔法界で受けた気持ちを吐露するハリーにセレナは困ったように眉を八の字にした。

齢十一の何も知らない少年が、別の世界で自分の知らないところで英雄と讃えられるのだ。
その負担はどれ程だろう...。


セレナはハリーの両手を包むように握りしめると、ハリーはゴクリと生唾を飲んでセレナの目を見つめ返す。その目はとても優しく、ふわりと彼女が笑った。

「ハリー、英雄だとか魔法を知らないとか、そういうのは気にしなくて良いと思うよ。誰でも初めてのことは知らないし、知らなかったら知れるようになればいい。

...それに言ったでしょ?
教えられることは教えてあげるって!
私にとって貴方は初めての友達。
私に出来ることがあればなんだってするよ」

セレナの言葉に、いつの間にか来ていたハグリッドも優しく笑った。

「ハリー、セレナの言う通りだ。そのうち様子がわかってくる。皆がホグワーツで一から始めるんだ。

大丈夫、ありのままでええ。

ホグワーツは楽しいところだ。俺もそうだった。...今もな」


茶目っ気たっぷりにウインクをするハグリッドに、ハリーとセレナはお互い顔を見合わせては、二人して笑みを浮かべた。

これでホグワーツに行っても寂しくない。
だってもし、二人に友達が出来なくてもハグリッドが話を聞いてくれるから...。

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レン(プロフ) - 潤華さん» 潤華さん、初コメありがとうございます!お褒めの言葉嬉しいです☺️引き続き、応援よろしくお願いします! (2月5日 7時) (レス) id: 38d4befbfc (このIDを非表示/違反報告)
潤華 - とっても面白いです!!!♡♥ (2月4日 20時) (レス) id: 9eceefbc71 (このIDを非表示/違反報告)
レン(プロフ) - カケオレさん» コメントありがとうございます!この時代にもニュートが居たので是非からませたいと欲望が出てしまいました笑今後も出てきますので楽しみにしててください! (2023年3月20日 21時) (レス) id: 38d4befbfc (このIDを非表示/違反報告)
カケオレ - ニュートが出てきた瞬間叫んでしまいましたよ (2023年3月20日 7時) (レス) @page11 id: 1b32a494c8 (このIDを非表示/違反報告)
レン(プロフ) - †NANA†さん» ご指摘ありがとうございます!遅ればせながら修正致しました(^^) (2023年2月10日 20時) (レス) id: 38d4befbfc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:レン | 作成日時:2022年7月3日 9時

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