Lily class(リリー・クラス)《dtnb》 (ページ14)

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#④ ページ14

dt目線

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翔太の言葉、とても嬉しかった。
照れる翔太は本当に可愛いし、俺のことで真っ赤になってくれる翔太のことが愛おしい。
でも、翔太が言ってくれたような純粋な気持ちじゃなくて。
翔太のこと誰にも渡したくなくて、翔太のこと一番分かってるのは俺だって分かって欲しくて、翔太のこと独占したいだけの狡い男なんだよ。

俺が複雑な顔してるのが分かったようで、そっぽ向いていた翔太が心配そうに顔を覗き込んでくる。

nb「涼太どうしたの？」
dt「…翔太が珍しく素直だから嬉しいのと、自分の愚かさに悔いてる所」
nb「急に！？ふは、変なの！」

翔太は何故かツボに入ったようでケタケタ笑っている。
俺は真剣に悩んでるのに、その気も知らずに無邪気に笑う翔太の頬をムニっとつまむ。

dt「もうこの話終わり！」
nb「はは、さっきと立場逆転だな！俺の気持ち分かったか？」

そう言ってニヤ～っと笑う翔太を睨むも全く動じてない様子。
イタズラっぽく笑う翔太を見て、中学時代にふっかと翔太はイタズラ大好きだったから、悪友コンビなんて言われてたな。
なんてことをふと思い出す。
人のこと言えないけど、翔太も一回スイッチ入ると止められないから諦めていじられることを覚悟する。
すると、翔太が腕に抱き着いてくる。
テンション上がってるからいつもはやらないような事もできるみたい。

nb「長年の付き合いだから涼太が何考えてるのか大体分かっちゃうんだけどさ、俺は涼太に求められるの嬉しいから。それは覚えておいて。涼太の格好いい所も可愛い所も、いつもは物腰柔らかいけど時々荒っぽい所も、全部まとめて大好き！」
dt「っ…今それ言うの狡い…」

翔太は俺の欲しい言葉をくれた。
翔太なりの優しさに胸がいっぱいになる。
抑えきれない気持ちが溢れて翔太のおでこにキスを落とす。

nb「ん…ここだけ？」
dt「誰が見てるか分からないから、我慢した俺を褒めてほしい…今すぐ翔太のこと抱き締めたいもん」
nb「えぇ～我慢しなくていいのに…変な所で紳士だよな」

翔太は不満そうにしていたが、このままだと路上で翔太を組み敷いてしまいそうなくらい気持ちが昂っている。
阿部達にあんなこと言った手前、自分が路上で過激なことをする訳にはいかない。
俺は翔太の手を引いて歩き出す。

*

余談ですが、アルバムの舘様のソロ曲の破壊力えげつなかったですね！！
9人全員良かったのですが、舘様推しの作者はIだってに発狂しまくりでした(笑)
関係ない話すみません。