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dt視点
*
dt「どうしたの？」
nb「…声に出てる…大好きって、言ってた」
どうやら思っていたことが口から出てしまっていたらしい。
まぁ、本当に思ってることだから差し支えないのだけれど。
翔太の照れてる顔が可愛くて少しからかいたくなってしまう。
dt「そうだよ、翔太のこと大好きなの。翔太の可愛い所も格好いい所も意地っ張りな所も怖がりで情けない所も全部まとめて愛してるよ」
nb「っ！！わざとからかってるだろ！もぉ〜！！」
やはり長年一緒にいるからか、俺が少し意地悪したのが翔太も分かったようで、真っ赤になりながらも俺のことを睨んでくる。
その顔も俺の心を揺さぶるってことを分かっててやってるのかな？
多分無自覚でやってるんだろうけど、可愛過ぎて心臓に悪い。
dt「そういえば、翔太は佐久間に何てアドバイスしたの？」
nb「…その話する？もう解決したんだから良くない？」
dt「俺は阿部に正直なこと言っちゃった。独占欲強いし誰にも渡したくないからやりたいことやっちゃってるって」
nb「…それ聞いた時阿部ちゃん喜んでただろ、想像つくわ」
dt「俺は言ったから翔太も教えて！」
しばらく2人で見つめ合い、我慢比べになる。
教えて欲しい俺と、あんまり話したくない翔太。
俺が引かないのが分かったのか大きなため息をつく翔太。
nb「涼太って結構強情だよな〜もう話すよ。恥ずいから簡単に言うと、俺は愛されてるんだぞ！って自信持てって言った」
dt「偶然だね！俺も阿部に自信持ってねって言ったから、ほぼ同じこと伝えたんだね」
nb「その話した時に『涼太から愛されてる自覚あるんだね〜』って、佐久間に言われたんだけどさ。自惚れてるかもしれないけど、涼太がいつも真摯に気持ち伝えてくれるから俺も自信持てるんだなって思ったんだ」
dt「翔太…」
nb「だから、俺のこといつも大切にしてくれてありがとう。これからも俺のことよろしくお願いします…って、なんか改まって言うと恥ずい！！顔熱い！！」
そう言うと翔太は真っ赤な顔を隠そうとして横を向いてしまった。
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作者名：そめふぶ | 作成日時：2025年1月9日 2時
