ご主人様は9人います【JUMP】

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さっきより口数が少なくなったけど、二人とも手をたくさん動かしてくれて、あっという間に完成した。




あとは、...焼くだけだね。





「ありがとう！もう終わった！


二人のおかげで早く準備できたよ、本当にありがとう」





慧「食べるの楽しみだなー」


大貴「あ〜腹減ったー」









頭をかきながら、ソファに座る大ちゃん。



キッチンから出て、その隣に腰掛けた。







「大ちゃん、ちょっと手 出して」


大貴「どうしたの急に」







「大ちゃん元気ないし疲れてるから...マッサージしてあげる

シュウマ...いや、餃子頑張ってくれたお礼！」




大貴「まって、今 シュウマイって言ったよね！？

...まあいいけど、へへ、ありがと」









慧「大ちゃんだけずりー！次は俺ね？」


「はい、はい笑」









大ちゃんの手をマッサージしていると、だんだんと笑顔になっていくのが可愛い。









慧「もう長い！はい次 俺〜」

ピンポーン






「あ、帰って来たね」



慧「え〜？タイミング悪すぎない？」




「おかえりなさい〜」






ぞろぞろとリビングに入ってくる 山田くん、圭人くん、光くん、雄也くん、薮くん。





慧「後で絶対してね？」

「うん、待ってて」







薮「ただいま。お、なんか作ったの？


なんだこれ、....





餃子とシュウマイか」


光「おー！うまそー！早く食おうぜ！」



大貴「いやよく見て、全部餃子だから！」








涼介「なんだよこの形。こっちは綺麗なのに 大ちゃんの前に置いてるやつ、形バラバラじゃねぇか」




慧「綺麗なのは 俺とAのだよ」









大貴「みんなして ひでぇよ！




な、圭人は分かるよな。これ、餃子だよな？」






いつものしかめっ面を2割り増しした顔で、申し訳なさそうに顔をあげた圭人くん。






圭人「ごめんね、大ちゃん。圭人、嘘つけないんだ」



大貴「け、圭人もかよ...」





雄也「まあいいじゃん？うまそうだし。
シュウマイ食べようぜ」



大貴「いやだから」



「見た目は不恰好なシュウマイでも、味は美味しい餃子だよ」




大貴「もうどうにでもなれ！」





投げやり状態の大ちゃんが、ふぅっと息を吐いて ソファに寝転んだ。









よし、全員揃ったしそろそろ焼こうかな。



あ、その前に 知念くんと裕翔くん迎えにいかなきゃ。

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