ご主人様は9人います【JUMP】

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雄也 side





「うっめぇ！めっちゃ美味しいんだけど」



いやマジで美味いぞこれ。

こんな美味いハンバーグ食べたの初めてだわ、いやこれ冗談とかじゃねぇから。





俺が口いっぱいに頬張るたび、嬉しそうに笑うA。





A「喉詰まらせないでよー？」


って、サッと水を足してくれる。




あ〜、俺、気遣いできる子 好きなんだわ。








「ありがとう」



A「...そんなイケボでありがとうって言われたの初めて」



裕翔「高木くんはね、年中無休でイケボだからね」


薮「男の俺でも ちょっと落ちそうになるもん」




、、、それは引いた。






A「...引いた。」



薮「いや冗談だって？な？」

光「薮は、ガチっぽい」

薮「おいやめてくれ！」




裕翔「出たよ、やぶひかー！」





いつも生放送終わりって、みんなぐったりとして もっと静かなんだけど、今日は騒がしいな。良いことだけど。


Aが来てくれたから すぐに元気になってるんだよね






みんなが食べ終わり、食器を洗っているAの前のカウンターに腰掛ける。




「なぁ、A。」


A「なあに？」




くるっと顔をこっちに向けた。




「海、好き？」


A「すごく好き！海ってさ、なーんか行くだけでテンション上がっちゃうの！」



...やべえ、俺と全く一緒。






「一緒だわ、じゃあさ、ちょっとドライブしねえ？」



食器を洗っていた手を止めて、目をキラキラさせている。





A「行く行く行く！」


「今から。」


A「えっ、今から？」


「ん、食器洗ってからでいいから。夜の海ってすんげー綺麗よ」


A「...行く！」





よっし、心の中でガッツポーズ。
まあ、顔は平然保ってるけど。



「じゃあ、終わったら行こっか。ゆっくりでいいよ」


A「うん！」




いつも1人でドライブしてたから、今日は楽しくなりそう。

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