記憶 ページ45
翔side
まだJrに入る前の事を思い出した。スタッフにヤられて、家に帰って、和とシルクと3人で寝てた…けど目が覚めた。だって…小学生の時に数人の大人に押さえ付けられて卑猥な事されたの思い出したから。
「嫌な記憶思い出したなぁ。(ﾎﾞｿｯ)」
シ「んっ？翔？」
「あっ、ごめん。起こしたか？」
シ「いや、大丈夫。どした？」
「いや、幼少期の記憶がさ…」
シ「思い出しちゃった？」
「まぁな」
和「翔ちゃん？どーしたの？」
「和まで起こしちゃったか…」
2人に話すべきか、でも、もしかしたらまたこんな事が起こるかもしれない…言っとくべきかなぁ…
「和、シルク。昔の話なんだけど…聞いてくれる？」
和「聞くよ」
シ「なんでも話せよ」
まだ俺が小学生のときだったんだ。習い事で帰りが遅くなってさ、当たりが真っ暗の中帰ってたんだ。そしたら、酔っ払ったおじさん達に話しかけられて、無視して帰ろうとしたら腕掴まれてさ…そのまま服は剥ぎ取られるし、体や顔は舐め回される。上半身だけかと思ったら下まで。小学生の俺には厳しすぎて、意識が飛んだ。気がついた頃にはお巡りさん達が俺をタオルで巻いて抱き上げてたんだ。警察に行けば両親が泣きながらごめんって言っててさw酔っ払い達も警察に捕まった。
「和とシルク、ごめんな…拒絶されたらどうしようとか考えたよな…」
和「翔ちゃんが悪い訳じゃないもん」
シ「翔は、何も悪くねぇよ…」
「ごめんっ…ごめんな」
和「翔ちゃん…もう寝よーよ。」
シ「疲れ取れねぇよ」
「ごめん…寝たくないんだ。怖いんだ。」
和「じゃ、手繋いで寝る？」
「ばァかw軽く酒飲んでくるわ」
シ「あんまり強いの飲むなよ？」
「わぁってるよ」
↓リビング
「ちょっと度数高い酒といえば…ウォッカ…か」
飲むか…明日休みだし。…少しずつ飲んでたんだ。でも、酔えなくてさw酔えねーなんてボソッと言ったらさ…上から「何飲んでるの？こんな遅くに」って声がしたんだ。眠たそうな、少しだけ低い声。智くんだなってわかったよ。
「寝れなくてさ」
智「明日は？」
「休み。」
智「触れて大丈夫？」
「あ、うん。」
大丈夫かどうか聞いてから優しく触れてくる。酔えない…もっと強い酒…家にあったかな。
智「飲み過ぎも良くないよ？」
「分かってる」
智「盗み聞きしてた訳じゃないんだけど…」
智くんが言った言葉で全てを悟った。俺の過去の話聞いたんだなって
「聞こえたんでしょ。何も言わないで。思い出したく無い」
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作者名：シュガーsweet | 作成日時：2020年11月1日 4時
