あなたがいるから２ (ページ6)

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暫く経つと、

斗「う"〜！、う！」

「もー、何に怒ってん。」

パッとテレビを見ると、録画リストが映っとる。それは、斗亜が今まで見とったお気に入りの某猫型ロボットの映画が終わったってこと、やと思う。

「あー終わっちゃってんな？」

斗「あー！！」

「はいはい、もっかい見たええやん、」

丁寧にまた最初から再生してあげる。

斗「っあ"ーーーー！！！」

「ええ、ちゃうん、」

今度は本格的に泣き出してもうた。リモコンを指さしてジタバタしとんのを見たら、俺が勝手にリモコンを触ってもうたんがあかんかったんかな、多分。

自分で操作できひんやんけ、なんて一瞬悪態をつきそうにすらなる。

こんなちっこいことでパニックっぽくなっちゃうんも、きっと寝不足のせい。やからこそゆっくり寝てほしいねんけど。

俺は拓哉みたいに優しないから、こんくらいのパニックやったらほっとくんが1番早く落ち着くんやないかと思っとる(笑)

斗亜の泣き声を背に、キッチンに行って冷蔵庫を開けてみたら、

「お、あるやん。」

お目当ての牛乳を発見。

マグカップ2つに、牛乳を注いで、蜂蜜をとろっと垂らしたら、テキトーにレンチン。

ホットミルク、ええって言うやん？