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彼の玄関扉の前まで行きピンポンしてみるものの返答はない
「…連絡すればよかったのかな」
当たり前な事を思ったけど断った手前なんだか連絡し辛かったりする
とりあえず待とうと思って玄関前に座り込み鞄を漁って明日の台本に目を通す
「…余裕ないな」
そんな自己嫌悪に陥りながら頭の中でセリフを繰り返す
山下「え？A？…起きて！」
気が付けば台本片手にうずくまって寝てしまっていたらしい
「…と、もくん」
山下「ばか、来るなら連絡くらいしろ。何時だと思ってんだよ」
智久くんに抱きかかえられるような状態で玄関に入れられた
山下「つか、何時から待ってたんだよ」
「分かんない…１時くらい？」
リビングのソファーを背もたれにしながら床に座り時計を見れば今は午前２時。1時間くらい待ってたのかとか考えてたら
山下「1人でそんな時間に出歩くな。それに待つなら連絡しろ」
智久くんが怒ってる姿を初めて見て、動揺してしまう
「ごめんね……会いたくて我慢できなかったの」
山下「今日会えないんじゃなかった？」
「会いたかったの。本当は。でも私……余裕ないんだよね」
山下「ちょっ…泣くなって」
「ごめん、…智久くん、、私どうしたらいいのかな」
ちょっと冷たい智久くんの手が私頬に触れて
ずっと ずっと 我慢していた涙が
ボロボロ溢れてきて
山下「どうした…？仕事辛い…？」
「つら、くない…」
山下「……本当は？俺の前くらい弱音吐いていいよ」
智久くんは同じように床に座ってて
子どもをあやすかの様に優しく抱きしめてくれた
「つらい……え、いが、二つとも真逆な役で…頭混乱してるの…」
ずっと誰にも言えなかった心のモヤっとしたものが声になる
山下「二本撮りはキツイよね…」
「そ、れに…来月は写真集の撮影も入っちゃった…」
山下「まじで？赤崎さんはAを休ませる気ないの…？」
抱きしめたまま頭を撫でてくれて
あー私が求めてたのは
智久くん
なんだ、
なんともいえない、安心感で張り詰めてた何かが、一瞬で溶けていく
「仕方ないよね、、自分で望んだ仕事だし、仕事あるだけありがたいって思わなきゃ…」
いつまでもウジウジしてらんないんだよ
と、自分に喝を入れてみれば
抱きしめられた体が離れて、智久くんと視線がぶつかりちょっと困ってる様な顔を見せてた
───────…本当は…智久くんにもっと会いたい
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秋帆 - 続けてのコメントですみません(>_<) 物語読んでいて気が付いたのですが...。 同じく設定のここの部分 「コウノドリ」(2015年・2017年) 下屋カエ役 これ正しくは下屋 加江ではないんでしょうか？ (2019年4月13日 2時) (
レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
秋帆 - こんばんは(*^^*) はじめまして。 夜遅くにいきなりすみません...。 物語読んでいて気が付いたのですが...。 設定のここの部分 「戦力外捜査官」(2014年) 海月千春役 これ正しくは海月 千波ではないんでしょうか？ (2019年4月13日 1時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - 俳優さんとジャニーズとLDHグループと声優兼歌手の蒼井翔太君大好きです最高です (2019年2月26日 14時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
むー汰(プロフ) - この作品を読みに来るの、おそらく５回目ぐらいです…。本当にこの作品が大好きです！！！ (2018年1月29日 0時) (レス) id: d0dcff0a17 (このIDを非表示/違反報告)
kokuma(プロフ) - 音さん» ドラマのセリフの件ですがこちらの物語はあくまでもプライベートのお話なので役名ではなく本人の名字表示にしています。 (2017年12月12日 21時) (レス) id: ac63afafb7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kokuma
| 作成日時：2017年11月2日 13時
