山下くんと女優ちゃん

智久くんとの朝 ページ31

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〜♪ ─赤崎さん



山下「んっ…なに、この音」


あのままソファーで ソレ が始まりシャワーを浴びながら最後まで愛し合うと

私たちは、そのままの姿でベッドへ移り、もう一度智久くんが私を愛してくれて、とろけ堕ちそうな最高に幸せな夜だった。


そんな甘い朝の目覚めは爆音のダースベーダーのテーマソングによって起こされてしまう


「んん…赤崎さん、だ」


それは私のマネージャーからの着信音。


山下「ダースベーダー…？」


智久くんが手探りで音のなる携帯を渡してくれる


「あ、りがと」

とお礼を言って受け取り通話ボタンを押した


赤崎＿出るの遅い！…もしかしてまだ寝てるの？


＿え…？


「今、何時？」

山下「ん？………やっばい！！」


彼の携帯を覗き込めば


不在着信
森ちゃん(10件)

新着メッセージがあります。


通知がびっくりするくらいきていて、時間を見れば


7:10

と表示されている



ピンポーン

"山下さん！！起きてください！！"



とてもとても大きな声まで聞こえて、智久くんは

慌ててベッドから飛び起き玄関へ向かおうとしていて


「智久くん待って！下着！！」

と叫ぶも時すでに遅しで


────キャーーや、や、山下さん！


うおっ！！…ごめん！！──────



なんて叫び声が聞こえて、こんな状況なのに笑ってしまって、うける なんて呟いてしまった



赤崎＿うけないから！早く着替えて、現場きて！


＿は、はい！！



そうだった。私今日は7:30入りの予定で、いつも赤崎さんが1時間前に電話で起こしてくれて迎えにきてくれるんだけど

今日は智久くんのお家泊まるからタクシーで行くね。だから電話いらない〜

なんて昨日の帰り際約束していた


「智久くん何時入りなの？」


下着を身につけて、リビングに行けば下着とデニムを履いて上半身はまだ裸の智久くんが歯を磨いていて

森さんは電話を掛けながら頭を下げている


山下「…７時」


……え、それはやばい


「完全にアウトじゃん」


森「Aさんもどう頑張っても、もうアウトです！急いでください！！2人とも最初の仕事同じスタジオなので送ります！」

「そうなの？森ちゃんありがとう！神！」


森「……2人とも服着てください！！」



なんて森さんは私達を交互に見て顔を赤らめながら、怒っている




7:25

やっと車に乗り込む


山下「赤崎さんの着信音ダースベイダーには笑ったわ」

と呑気に爆笑していた


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